思うところあって、誰もが知っているような書物を紹介することをはじめます。
     
     読むのがあまり得意でない人にも読んでもらおうと思ったので、なるべく分かりやすく書くことに加えて、簡単なことを最初にひととおり済ませて、難しいことは後でやり直す方法を採用しました。
     繰り返しが生じる欠点があるけれど、途中で読むのをやめてしまってもいくらか得るものがあるだろうと思ったのです。
     
     第1回めはトーマス・クーン『科学革命の構造』。
     次回は、いつになるか分からないけど、ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』をやります。





    1 『科学革命の構造』に書いてあること

    The Structure of Scientific RevolutionsThe Structure of Scientific Revolutions
    Thomas S. Kuhn,Ian Hacking

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    科学革命の構造科学革命の構造
    トーマス・クーン,中山 茂

    みすず書房
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    bebrief.pngこの本は科学が科学革命をへて発展すると主張しています。
    革命だから、それまでの科学は一度壊されて新しく再建されるので、科学の発展は切れ切れに続いてきたもの、ということになります。
    言い換えれば、新しく発見・発明された科学知識が積み重なることで科学が発展してきたという、これまでの科学発展の考え方はウソだと言うのです。


    shownchart.pngこの本の著者クーンが考える科学発展のステップを図に書くと以下のようになります。
     『科学革命の構造』は全部で13の章でできていますが、序論「第一章 序論・歴史の役割」とまとめ「第十三章 革命を通じての進歩」をのぞくと、科学発展の順番に各章を割り当てて、それぞれを説明しています。これも一緒に図に入れてみました。


    ssr-hist-cont.png
    (クリックで拡大)


     この図にも、これからの説明にも、繰り返し出てくるので、「パラダイム」という言葉を簡単に紹介しておきます。

    bebrief.pngパラダイムとは、科学者たちが研究をするお手本となるような具体的な業績のことです(「考え方の枠組み」みたいなものだとよく勘違いされますが)。
     たとえばニュートンの『プリンキピア』がそうです。
     もう少し詳しい説明は、後でもう一度出てきます。


     ではクーンが考える科学の発展について、図に沿って説明します。



    (1)前パラダイム期から通常科学へ

    ssr-hist-1.png


     自然の研究は、パラダイムができることで(より正確に言えば、あるパラダイムを科学者共同体が受け入れることで)自然科学となります。
      
     パラダイムがないと、学術コミュニケーションは論争が中心になります。
     こうした場合、学者の仕事は(典型的には)ライバルを名指ししその学説を批判する形で発表されました。
     相手を論破するために、相手の説では解けない問題や説明がつかない事例が示され、相手が前提とする土台や、時には学問とは関係ないところまで互いに攻撃することになりました。
     このやり方は今までの前提を疑ったり、学問の基礎を掘り下げるには良いのですが、前に進みません。
     比喩で言うとこれは、将棋の駒の種類や盤の大きさをあーでもないこーでもないと議論しているようなものです。ゲームのルールがぐらぐらしていては、知見が蓄積されず(違うルールのものでの記録は役に立ちません)、定石だって生まれません。

     
    (2)通常科学

    ssr-hist-2.png

     問題が限定されるから、解けたかどうか分かるから、集中できる





     パラダイムができると(少なくとも同じパラダイムをシェアする科学者共同体では)研究は論争からパズル解きに変わります。通常科学のはじまりです。
     パラダイム(となる具体的な業績)から科学者は、解くべき問題と解き方の指針を引き出すからです。
     もはや「そもそも論」や互いの研究の前提を攻撃しあうことで互いに消耗することはありません。
     つまり何が解くべき問題か、どうやって解くのがアリか/ナシか、そしてどうなれば解決なのか、基準なり指針ができるので、科学者は安心して研究に打ち込むことができます。
     また社会的には重要だがどう取り組んだらいいか分からないような問題に煩わされることもありません(パラダイムには科学者を科学者共同体の外から守る機能もあるのです)。科学者はパラダイムの元で解ける見込みがありそうな問題に集中することができます。
     これらのことは研究の効率を高めます。他の知的生産に対して、科学が優位を保ち続けている一因です。


    (3)変則事例(アノマリー)

    ssr-hist-3.png

     通常科学が進むほど、変則事例は出現する






     しかし通常科学は確かに効率がよいのですが、あくまでパラダイムが引いた線路の上を行く営みです。
     それまでとは一線を画する画期的といえる業績、古いパラダイムにとって変わる新しいパラダイムはどうやって生まれてくるのでしょうか?
     通常科学が進むことによって、逆に通常科学の内では(つまり今のパラダイムの内では)解決できないような変則事例(アノマリー)が生まれてくるのだ、とクーンはいいます。
     通常科学が進むと、理論と測定の精度があがります。こんな場合はこうなるはずだ、という予測がより精密にできるようになります。
     そして予測が精密になればなるほど、科学者は予測から外れた事象に気づきやすくなるのです。
     ゆるゆるの予想しかできなかった頃には「理論どおりじゃないけど、まあこれくらい誤差って事もあるよな」とスルーされていた現象も、予測が精密になれば「こんなはずがない!(今の理論からすればこんなこと起こるはずがない!)」ということになります。
     
     しかし既存の理論で説明つかない変則事例が出てきても、すぐに既存理論が捨てられたり、「よっしゃ新しいパラダイムでいこう!」となるわけではありません。
     変則事例が出てきても最初はスルーされます。
     現行のパラダイムがいよいよ持たなくなって、盛んに次の手が模索される頃に「そういえば、この説明できない現象って、随分前から言われてはいたんだよな」と思い起こされるくらいです。
     
     このあたりの事情を、クーンは「黒いハートや赤いスペードという変則カードを混ぜたトランプ実験」を例に説明しています。

    black4ht.jpg  red6spad.jpg

     私たちはハートは赤いもの、スペードは黒いもの、と思い込んでいるので、黒いハートや赤いスペードのカードと出会っても、ほとんど気に留めずスルーします。「今のカードは?」と聞いても「ハートです」と答えるだけで「何色でした?」と尋ねても「赤です(ハートだから当たり前でしょ、へんなこと聞くなあ)」と答えるのです。
     混ぜる黒いハートや赤いスペードの数を増やしていくと、そのうち「ん?何か変なカードが混ざってる」と気付く人が出てきます。
     一度気付いてしまった人は、さっきまでのようにはスルーできず、いちいち黒いハートや赤いスペードに気づくようになります。
     

    (4)パラダイムの危機

    ssr-hist-4.png


     変則事例の出現が科学者に認知されても、そのままパラダイムの危機に直結する訳ではありません。
     
     「理論とあわない現象によって反証されるからこそ科学なんだ(反証されないものは科学じゃない)」とポパーは主張しましたが、クーンは「いや、理論に合わない現象が出てくることなんて日常茶飯事で、それこそ通常科学のうちで解くべき問題として科学者の飯のタネなんだ」と考えました。
     たとえばニュートンの『プリンキピア』は、天体や地上の運動を統一的に扱える画期的な仕事でしたが、問題を解決するだけでなく、多くの問題を生みました。つまりニュートンの理論に合わないことがたくさん見つかり、科学者はそれを通常科学の中でパズルとして解く(ニュートン力学のパラダイムの内で解決する)仕事を何世紀も続けることになります。
     
     しかし変則事例が無視できないばかりか、現行のパラダイムでの問題解決ではにっちもさっちもいかなくなるとパラダイムの危機が訪れます。ここでの科学者の対応は3通りあります。

    ア.理論にいろいろ追加したりして現行のパラダイム内でなんとか解決する
    イ.棚上げして次世代に期待する
    ウ.新しいパラダイム候補を探す

     危機に至っても、新しい方へ行くよりも、何とか変わらずにいようとする力が強く働きます。
     しかしこの変わらずにいようとする志向、言い換えれば「現行のパラダイムの内で解くべき問題はすべて解けるのだ」という確信こそが、わき目も振らず通常科学に科学者を打ち込ませるのです。これこそが通常科学の知的生産の効率性を支え、さらには精緻化・精密化から変則事例を科学者の目に触れやすくし、結局のところ科学革命を準備するのです。
     クーンの科学革命論のキモは、科学研究におけるこうした革新的な志向と保守的な志向との本質的緊張が科学を発展させる、と考えるところです。
     

    (5)科学革命

    ssr-hist-5.png


     研究のやり方を変えるのは非常にコストがかかることでできれば避けたいのですが、危機が深まるとそうとも言ってられません。
     いよいよ現行のパラダイムがやばそうになると、科学者を制限していたパラダイムのたががゆるみます。
     これまでのやり方とは外れたアプローチがいろいろ試されます。例えばそれまでまともな科学者なら避けるべきだった哲学的議論なんかも交わされたりもします。
     この状態は、パラダイムができる(=あるパラダイムを科学者共同体に受け入れられる)以前の状態、すなわち前パラダイム期に似ています。
     目下解けない問題=変則事例のすべてを解くものではないけれど、そのいくつかには解答(つまり部分解)を与えるやり方が提案され始めます。
     しかし解けない問題もたくさんあるので、すぐには誰もが採用するという風にはなりません。
     しかし目下解けない問題=変則事例の多くを解くやり方が現れ、どうにかして支持を集め、多くの科学者がその元に集まると、これを新しいパラダイム=以降の研究のお手本となる業績として、新しいステージの通常科学がはじまります。
     こうした繰り返しを経て、科学は発展していくとクーンは言うのです。

    shownchart.pngせっかくなので、この繰り返しが分かるようにフロー図でも書いてみました。
     
    ssr-flow2.png
    (クリックで拡大)






    ... 続きを読む
    FC2 Management
    読むための注意力と記憶力を調達する

    少女:頭が疲れるぅ。

    少年:何してるの? ああ、読書の杖?





    少女:うん、このあいだ先生に教えてもらったの。この段落ごとに要約していくのって結構きついけど、おもしろいね。

    少年:そう?

    少女:まとめなきゃって思って読むせいか、細かいとこも読めてる感じがする。1回読んでる本なのに、あれこんなこと書いてあったんだ、って何度も思うもの。

    少年:先生は、精読とは違う本を読むことです、って言ってた。

    少女:確かにそんな感じ。あと、こうやって要約を書き留めてるせいか、内容を詳しく覚えてる気がする。何故だか、理解度も増してるような。

    少年:普通の本は、けっこう冗長というか、繰り返したりまとめなおしたりして、飛ばして読んでも理解できるようになってる。難しい本はそこまでユーザーフレンドリーじゃないから、同じ読み方をしてると段々分からなくなって途中でやめてしまいがち。

    少女:それ、わたしです。

    少年:込み入った内容を説明するのに、ひとつひとつ前提を積み上げていくように書いてあるから、後ろに行くほど、それまでに出てきたたくさんの前提をちゃんと理解して、なおかつタイムリーに思い出せないと理解が難しくなる。

    少女:そうか、段落の要約って、理解に必要な注意力と記憶力を調達するため、というか、詳しく読むだけじゃなくて、込み入った議論の前提をちゃんと理解のために使えるようにしておくことでもあるんだ。前に数学の本の読み方で、そういうこと言ってたね。

    少年:書いている人は何度も考えたり書き直しているから、たくさんの前提をちゃんと取り扱えるけど、はじめて読んだ普通の読者は、それまでに書いてあることを100%理解していたり覚えていたりしない。読んでいる本に対して、書いている人レベルまではいけなくても、それになるべく近づくための読書の杖でもあるんだ。




    外×手すり=原典注釈目次マトリクス


    少女:それでね。読書の手すりと杖には、もう一組あるって先生は言ってたんだけど。

    少年:うん。読んだ分を塗りつぶすのと、段落ごとの要約を書き残すのが1冊を対象とするものだとしたら、もう一組のは、その外に出るというか。

     読書の手すり  読書の杖 
     内 internal  読んだ分マーキング  アウトライン埋め 
     外 external  原典注釈目次マトリクス  拡張レーニン・ノート 


    少女:この「原典注釈目次マトリクス」って? 前にコンテンツ・マトリクスって言ってたもののこと?





    少年:うん、あれの応用というか。コンテンツ・マトリクスは、あるテーマについて集めた文献の目次や小見出しを表にまとめて一覧するってやり方だったけど。

    少女:それで似てるところを囲んだり線で結んだりするんだったね。

    少年:やることは同じ。ただ、今回は〈自分がこれから読もうとしている難しい本〉をテーマにマトリクスをつくる。たとえば、いわゆる古典と呼ばれる本は、ただ古いだけじゃなくて、今までにいろんな人に読み継がれてきたからそう呼ばれるわけでしょ?

    少女:そうね。

    少年:たとえば読みたい古典のほかに、その古典について解説したり注釈したり批判したり論じたりしている文献を集めて、これらを一緒に表にまとめて一覧する。それから関係あるところを同じ色をつけたり、線で結んだりしておく。

    ssr-mat.jpg
    (クリックで拡大)



    少女:……案外、便利かも。古典を読んでて詰ったら、マトリクスの色分けをたどってどの解説書のどこを読めば助けになるか、一目瞭然だし。

    少年:一冊の本を読むために、その外に設けた手すりって意味で、外の読書の手すり(extarnal reading-handrail)って言ってる。

    少女:古典って呼ばれるくらいの本なら注釈書とか解説書があるだろうけど、そうじゃない本の場合は?

    少年:いろいろ手はある。ちゃんとした注釈書や解説書じゃなくても、有名な本なら読書会やゼミ発表用のレジュメがネットに転がってるし、書評もいい加減なものでなければ参考になる。『社会学文献事典』みたいな概略をまとめた本も利用できるかもしれない。どれも英語まで範囲を広げるともっと集まるし、論文とか大部な専門事典の項目なんかも使える。

    少女:これってターゲットの本を読む前に作るのでいいの?

    少年:うん。ターゲットの本の目次読みも兼ねるし、さっきの読み始めて詰った場合用に解説書なんかに避難先を確保する意味もあるし。

    少女:ってことはターゲットの本に先に当たるのね。解説書を読むよりも。

    少年:あんまりこだわらないけど。ただ、そうだな、本文より先に目次を読むといまいちピンとこなくて、本文を読んでから目次を見ると全然違った感じがする時ってない?

    少女:ある。内容が頭に入ったからだよね。

    少年:うん。目次に出てくる言葉になじみがなかったり、その本の中で特別な意味を与えられてたりすると余計にそう感じる。もちろん目次を味わい深く読むために本文を読め、というのは何かヘンだけど。

    少女:今の話だと、解説書を味わい深く読むために古典を読め、みたいな。

    少年:ターゲットの本を読んでからの方が、解説書がなんでそんなことを取り上げるのかこだわるのか、よく分かったりすることがある。目次はその本にふつう一種類しかないし本文よりずっと短いから、目次→本文→目次と、前後とも読むのがいいと思うけど、解説書は何冊もあることが多いから、目次だけ目を通しておいて、ターゲットの目次→解説書の目次→(原典注釈目次マトリクス)→ターゲット本→解説書みたいな順番がいいかも。




    外×杖=拡張レーニンノート

    少女:最後の「外×読書の杖」のところに、なんかアレな名前があるんだけど。

    少年:レーニンのノートって見たことない? 昔は翻訳が文庫本でも出てたんだけど。


    Lenin-j.jpg
    (クリックで拡大)


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    ……岩波文庫は縦書き、国民文庫は横書き。



    lenin-r.png
    (クリックで拡大)

    (原文(ロシア語全集版)はこちら(pdf)、英訳はこちらで読める)

    手書きはこんな感じ↓
    Leninnote.jpg
    (クリックで拡大)



    少女:「子供っぽい」とか「空文句」とか、なんかマージン(欄外)でめちゃくちゃツッコミ入れてるんだけど。

    少年:本体部分は、読んだ本の要約と抜書き。亡命中で図書館の本を読みながらつくったノートらしい。本を持って逃げられないから、ノートだけで内容を思い出せるように詳しい目に書いてある。

    少女:私たちがやったのだと、段落ごとに要約をつくったのが近い?

    少年:うん。これにもう1段(コラム)追加したのが「拡張レーニンノート」。

    少女:何を追加するの?

    少年:今「アウトライン埋め」と「原典注釈目次マトリクス」をつくったから、一方で自分で作った段落ごとに要約があって、外には目次同士を関連付けたターゲット本についての解説書や注釈書があるでしょ。ノートを3段に区切って、自分の要約と他の人が作った解説・注釈に、それぞれ1段ずつ割り当てる。

    少女:残った1段はツッコミ用?

    exlenin.png
    (クリックで拡大)



    少女:確かに段落を要約しながら、ぶつぶつ思ってた。「ここ分からない」とか「これってさっきでてきたこと?」とか。

    少年:そうそう。あと自分の要約と、解説書の説明をぶつけても、いろいろ思いついたりつぶやきたくなったりする。そういうのもメモしていく。本居宣長が初学者向けに書いた『うひ山ぶみ』って本に自分で註釈をつけるのが一番の勉強だって書いてるけど、拡張レーニンノートには、テキストと取っ組み合うための基本的作業がフォーマットとして組み込まれてる。一字一句に注意を払ったり、語句や意見の展開される順序を逐一詳しく検討しながら、テクストの短い1節1節を細かく詳しく解釈することをクロース・リーディング(close reading)といったりするけど、何かを丁寧に読み解か(close reading)なきゃならないときに「拡張レーニンノート」は使えると思う。




     
     「“火中からの書物”行動」(Aktion“Bücher aus den Feuer”)という団体のサイトで、Liste der "verbrannten" Autoren(焼かれた著者リスト)というのを見つけた。
     1933年5月10日、Aktion wider den undeutschen Geist(反ドイツ的精神に抗する行動)と称され、ベルリンの国立歌劇場前や、ボンやミュンヘン、ゲッティンゲンなどドイツの全国34の大学都市で行われた焚書の対象となった著者のリストである。


    1933年4月6日、ドイツ学生協会(Deutsche Studentenschaft)が新聞やプロパガンダの手段により、全国的に「非ドイツ的な魂」に対する抗議運動を行う宣言をし、運動は火による書物の「払い清め」(Säuberung)によってクライマックスを迎えた。地方局はこの宣言や委託論文付きの新聞を発行し、スポンサーである著名なナチスの人物に集会での演説をさせ、ラジオの放送時間を得るための交渉を行った。学生協会も4月8日に、マルティン・ルター を意図的に連想させた12ヶ条の論題 (en:Twelve Theses) を起草し、ルターの95ヶ条の論題が投稿されて300年を記念したヴァルトブルク祭 (en:Wartburg festival) に合わせて、「非ドイツ的」な本の焚書の計画を練った。「純粋な」国語と文化が、12ヶ条の論題によって提唱された。貼り紙などにより、この論題が宣伝された。論題は「ユダヤ人の知識の偏重」を攻撃し、ドイツ語とドイツ文学の純化の必要性が断言され、大学がドイツのナショナリズムの中心となることを要求していた。学生らは、焚書運動を、全世界のユダヤ人によるドイツに対する 「組織的中傷」 への答えとし、伝統的なドイツ的価値を肯定した。

     1933年5月10日、学生たちは、25,000巻を上回る「非ドイツ的な」本を燃やし、このことが国家による検閲と文化の支配の時代の到来を告げる不吉な予兆となった。5月10日夜、ドイツのほとんどの大学都市において、国家主義者の学生がトーチを掲げながら「非ドイツ的魂への抵抗」の行進を行った。この周到に準備された儀式では、ナチスの高官、教授、教区牧師、学生のリーダーが、参加者や観衆に向けて演説を行った。会場では、学生達が押収された好ましくない本を、まるで喜ばしい儀式であるかのように、かがり火の中に投げ入れ、「火の誓い」の歌がバンド演奏され、儀礼的な文が読み上げられた。ベルリンでは、40,000以上の人がヨーゼフ・ゲッベルスの演説を聞きに、オペラ広場 (Opernplatz) に集合した。ゲッベルスは、
    「退廃やモラルの崩壊にはNo」
    「家族や国家における礼儀や道徳にはYes。
     私は、ハインリヒ・マン、エルンスト・グレーザー、エーリッヒ・ケストナーの書物を焼く」
    などと演説した。

    出典:(2013)「ナチス・ドイツの焚書」『ウィキペディア日本語版』,(2014年6月8日取得,Link.)




    10. Mai 1933 - Bücherverbrennung auf dem Berliner Opernplatz




     「Dort, wo man Bücher verbrennt, verbrennt man am Ende auch Menschen.
     (焚書は序章に過ぎない。本を焼く者は、やがて人間も焼くようになる)」(ハインリヒ・ハイネ)



     「火中からの書物」(Bücher aus den Feuer)とは、かつて火の中へと投じられた書物を火の中から取り戻すことであり、焚書を忘却しなかったことにする動きに抗する、現在進行中の運動である。
     
     リスト中のすべての著者を紹介したかったが、浅学故に断念した。オリジナル版(http://www.buecherlesung.de/liste.htm)を是非ご覧頂きたい。
     しかし日本語ウィキペディアに載ってる程の人物は拾い出すことにした。証拠としてウィキペディア該当記事にリンクを付けた。見知らぬ人物について確認の一助になれば幸いである。


     このブログでは、過去に日本、アメリカ、ローマ・カトリックの、人に本を読ませないことに関するリストを紹介している。比較から興味深い気づきが得られるかもしれない。

    (日本)日本の発禁書一覧2000冊 読書猿Classic: between / beyond readers 日本の発禁書一覧2000冊 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

    (アメリカ合衆国)人から本を奪う者はどんな報いを受けるか/当世米国「禁書」目録 読書猿Classic: between / beyond readers 人から本を奪う者はどんな報いを受けるか/当世米国「禁書」目録 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

    (ローマカトリック)これがほんとの禁書目録/INDEX LIBRORVM PROHIBITORVM -- 1948 読書猿Classic: between / beyond readers これがほんとの禁書目録/INDEX LIBRORVM PROHIBITORVM -- 1948 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加




    Liste der "verbrannten" Autoren(焼かれた著者リスト)


    アルフレッド・アドラー
    Alfred Adler


    オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。


    ショーレム・アッシュ
    Schalom Asch


    ポーランドのイディッシュ語作家。


    イサーク・バーベリ
    Isaak Emmanuilowitsch Babel


    ロシアの作家。代表作に『騎兵隊』『オデッサ物語』。


    ミハイル・バクーニン
    Michail Alexandrowitsch Bakunin


    ロシアの思想家で哲学者、無政府主義者、革命家。


    アンジェリカ・バラバーノフ
    Angelica Balabanova


    ロシアの女性革命家。ウクライナ出身のイタリア・ユダヤ人。


    バラージュ・ベーラ
    Béla Balázs


    ハンガリーの映画理論家、美学者、作家、詩人。


    アンリ・バルビュス
    Henri Barbusse


    フランスの作家、社会運動家。


    エルンスト・バルラハ
    Ernst Barlach


    20世紀ドイツの、表現主義の彫刻家、画家、劇作家。


    オットー・バウアー
    Otto Bauer


    オーストリアの社会主義者・政治家・社会学者・哲学者。


    ヴィッキイ・バウム
    Vicki Baum


    オーストリアの作家。代表作に『グランド・ホテル』。


    アウグスト・ベーベル
    August Bebel


    ドイツの社会主義者。ドイツ社会民主党の創設者の一人。


    ヨハネス・R・ベッヒャー
    Johannes Robert Becher


    ドイツの表現主義詩人。


    パウル・ベッカー
    Paul Bekker


    ドイツの音楽評論家、指揮者、劇場支配人。


    ヴァルター・ベンヤミン
    Walter Benjamin


    ドイツの文芸評論家、哲学者、思想家、翻訳家、社会学者。


    エドゥアルト・ベルンシュタイン
    Eduard Bernstein


    ドイツの社会民主主義理論家・政治家。


    エルンスト・ブロッホ
    Ernst Bloch


    ドイツのマルクス主義哲学者。


    ヨアヒム・リンゲルナッツ
    Joachim Ringelnatz


    ドイツの詩人、作家、画家。 ケストナー、メーリング、ブレヒトなどとともに新即物主義(ノイエ・ザハリヒカイト)の代表的詩人。


    アレクサンドル・ボグダーノフ
    Alexander Alexandrowitsch Bogdanow


    ロシアの内科医・哲学者・経済学者・SF作家・革命家。


    ワルデマル・ボンゼルス
    Waldemar Bonsels


    ドイツの作家、児童文学作家。


    ベルトルト・ブレヒト
    Bertolt Brecht


    ドイツの劇作家、詩人、演出家。


    ヘルマン・ブロッホ
    Hermann Broch


    オーストリアの作家。


    マックス・ブロート
    Max Brod


    チェコ出身のユダヤ系の作家、作曲家。カフカの友人、紹介者。


    ニコライ・ブハーリン
    Nikolai Iwanowitsch Bucharin


    ロシアの革命家、ソビエト連邦の政治家。


    エドガー・ライス・バローズ
    Edgar Rice Burroughs


    アメリカの小説家。代表作に「火星シリーズ」『ターザン』。


    エリアス・カネッティ
    Elias Canetti


    ブルガリア出身のユダヤ人作家、思想家。


    リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー
    Richard Nicolaus Eijiro Coudenhove-Kalergi


    東京生まれのオーストリアの政治活動家。汎ヨーロッパ連合主宰者。別名、青山 栄次郎。


    フョードル・ダン
    Fjodor Iljitsch Dan


    ロシアの医師、労働運動家、政治家。メンシェヴィキの有力者の一人。


    チャールズ・ダーウィン
    Charles Darwin


    イギリスの自然科学者。自然選択説による進化論を提唱。


    オットー・ディクス
    Otto Dix


    ドイツの新即物主義の画家。


    アルフレート・デーブリーン
    Alfred Döblin


    ドイツの小説家。


    ジョン・ドス・パソス
    John Dos Passos


    アメリカ合衆国の小説家、画家。


    セオドア・ドライサー
    Theodore Dreiser


    アメリカ合衆国の作家。


    イリヤ・エレンブルグ
    Ilja Grigorjewitsch Ehrenburg


    ソ連の作家。代表作『トラストD. E.』。


    アルベルト・アインシュタイン
    Albert Einstein


    ドイツ生まれのユダヤ人の理論物理学者。光量子説・ブラウン運動の理論、相対性理論などの提唱者。


    クルト・アイスナー
    Kurt Eisner


    バイエルン王国の政治家、作家。ミュンヘン革命の中心人物。


    フリードリヒ・エンゲルス
    Friedrich Engels


    ドイツ出身の思想家、ジャーナリスト、実業家。K.マルクスとともにマルクス主義の創設者。


    アレクサンドル・ファジェーエフ
    Alexander Alexandrowitsch Fadejew


    ソ連の作家。


    リオン・フォイヒトヴァンガー
    Lion Feuchtwanger


    ドイツ系ユダヤ人の小説家、劇作家。


    ヴェーラ・フィグネル
    Wera Nikolajewna Figner


    ロシアの女性革命家、ナロードニキ。


    ブルーノ・フランク
    Bruno Frank


    ドイツ系ユダヤ人の作家。


    アンナ・フロイト
    Anna Freud


    イギリスの精神分析家。ジークムント・フロイトの娘。


    ジークムント・フロイト
    Sigmund Freud


    オーストリアの精神分析学者。精神分析の創始者。


    アルフレート・フリート
    Alfred Hermann Fried


    オーストリアの法学者。1911年にノーベル平和賞。


    エゴン・フリーデル
    Egon Friedell


    オーストリアの批評家・哲学者、俳優、作家。


    エドゥアルト・フックス
    Eduard Fuchs


    ドイツの風俗研究家・収集家。代表作『風俗の歴史』。


    アンドレ・ジッド
    André Gide


    フランスの小説家。


    マクシム・ゴーリキー
    Maxim Gorki


    ロシアの作家。


    ジョージ・グロス
    George Grosz


    ドイツ出身の画家。諷刺画家。


    エミール・ユリウス・ガンベル
    Emil Julius Gumbel


    ドイツの数学者。ガンベル分布の名の由来。


    エルンスト・ヘッケル
    Ernst Haeckel


    ドイツの博物学者、医者。ドイツで進化論の普及に尽力。主著に『生物の驚異的な形』。


    ヤロスラフ・ハシェク
    Jaroslav Hašek


    チェコのユーモア作家、風刺作家。


    ラウル・ハウスマン
    Raoul Hausmann


    オーストリアの画家・デザイナー・詩人。ベルリンダダの創立者の一人。


    ジョン・ハートフィールド
    John Heartfield


    ドイツの写真家、ダダイスト。


    ヴェルナー・ヘーゲマン
    Werner Hegemann


    ドイツ出身の都市計画家。


    ハインリヒ・ハイネ
    Heinrich Heine


    ドイツの詩人、作家。


    アーネスト・ヘミングウェイ
    Ernest Hemingway


    アメリカの小説家・詩人。


    テオドール・ホイス
    Theodor Heuss


    ドイツのジャーナリスト、のちに西ドイツの初代連邦大統領。


    シュテファン・ハイム
    Stefan Heym


    ドイツの作家、詩人。


    ルドルフ・ヒルファーディング
    Rudolf Hilferding


    オーストリア出身の政治家、マルクス経済学者、医師。


    マグヌス・ヒルシュフェルト
    Magnus Hirschfeld


    ドイツの内科医、性科学者、同性愛者の権利の擁護者。


    ゲオルグ・イェリネック
    Georg Jellinek


    ドイツの公法学者。


    フランツ・カフカ
    Franz Kafka


    チェコ出身のドイツ語作家。


    ワレンチン・カターエフ
    Walentin Petrowitsch Katajew


    ソビエト連邦の小説家。


    カール・カウツキー
    Karl Kautsky


    ドイツのマルクス主義政治理論家、革命家。


    ヘレン・ケラー
    Helen Keller


    アメリカ合衆国の教育家、社会福祉活動家、著作家。


    ハンス・ケルゼン
    Hans Kelsen


    オーストリア出身の公法学者・国際法学者。


    アーサー・ケストラー
    Arthur Koestler


    ハンガリー出身のユダヤ人のジャーナリスト、小説家、政治活動家。


    アレクサンドラ・コロンタイ
    Alexandra Michailowna Kollontai


    ロシアの女性革命家、共産主義者。


    ユリウス・コルンゴルト
    Julius Korngold


    チェコ出身のユダヤ系の音楽評論家。


    カール・コルシュ
    Karl Korsch


    ドイツ出身のマルクス主義理論家。


    ジークフリート・クラカウアー
    Siegfried Kracauer


    ドイツのジャーナリスト、社会学者、映画学者。


    エルゼ・ラスカー=シューラー
    Else Lasker-Schüler


    ドイツ出身の詩人。


    フェルディナント・ラッサール
    Ferdinand Lassalle


    ドイツの政治学者、労働運動指導者。 ドイツ社会民主党の母体となる全ドイツ労働者同盟(ドイツ語版)の創設者。


    ウラジーミル・レーニン
    Wladimir Iljitsch Lenin


    ロシアの革命家、政治家。


    レオニード・レオーノフ
    Leonid Maximowitsch Leonow


    ロシアの小説家、劇作家


    テオドール・レッシング
    Theodor Lessing


    ドイツ系ユダヤ人の哲学者。


    オイゲン・レヴィーネ
    Eugen Leviné


    ロシア出身の革命家、ドイツ共産党(KPD)の政治家。


    カール・リープクネヒト
    Karl Liebknecht


    ドイツの政治家で共産主義者。ヴィルヘルム・リープクネヒト の子。


    ヴィルヘルム・リープクネヒト
    Wilhelm Liebknecht


    ドイツの政治家でドイツ社会民主党の創立者の一人。


    ジャック・ロンドン
    Jack London


    アメリカ合衆国の作家。


    エーミール・ルートヴィヒ
    Emil Ludwig


    ドイツ出身のユダヤ人作家。


    ルカーチ・ジェルジ
    Georg Lukács


    ハンガリーの哲学者、マルクス主義者。


    アナトリー・ルナチャルスキー
    Anatoli Wassiljewitsch Lunatscharski


    ロシアの革命家、ソビエト連邦の政治家。


    ローザ・ルクセンブルク
    Rosa Luxemburg


    ポーランド出身、ドイツで活動したマルクス主義の政治理論家、哲学者、革命家。


    ウラジーミル・マヤコフスキー
    Wladimir Wladimirowitsch Majakowski


    ソ連の詩人。ロシア未来派(ロシア・アヴァンギャルド)。


    アンドレ・マルロー
    André Malraux


    フランスの作家、冒険家、政治家。


    ハインリヒ・マン
    Heinrich Mann


    ドイツの作家。トーマス・マンの兄。『ウンラート教授』(映画『嘆きの天使』の原作)


    クラウス・マン
    Klaus Mann


    ドイツの作家。トーマス・マンとカタリーナ・ マンの子。


    トーマス・マン
    Thomas Mann


    ドイツの小説家。『ヴェニスに死す』『魔の山』など。


    カール・マルクス
    Karl Marx


    ドイツ出身の哲学者、思想家、経済学者、革命家。


    フランツ・メーリング
    Franz Mehring


    ドイツのマルクス主義者、歴史家。


    エーリヒ・メンデルゾーン
    Erich Mendelsohn


    ドイツ出身のユダヤ系建築家。


    ヴィクトル・マイヤー
    Victor Meyer


    ドイツのユダヤ系化学者。


    グスタフ・マイリンク
    Gustav Meyrink


    オーストリアの小説家。『ゴーレム』、『緑の顔』など。


    モルナール・フェレンツ
    Ferenc Molnár


    オーストリア出身の劇作家・小説家。


    ヘルマン・ミュラー
    Hermann Müller


    ドイツの政治家。ドイツ社会民主党(SPD)所属。


    ロベルト・ムージル
    Robert Musil


    オーストリアの小説家、劇作家。『特性のない男』『夢想家たち』など。


    フランチェスコ・サヴェリオ・ニッティ
    Francesco Saverio Nitti


    イタリアの政治家、経済学者。


    グスタフ・ノスケ
    Gustav Noske


    ドイツの政治家。ドイツ社会民主党(SPD)。


    フランツ・オッペンハイマー
    Franz Oppenheimer


    ドイツのユダヤ系社会学者、政治経済学者


    カール・フォン・オシエツキー
    Carl von Ossietzky


    ドイツのジャーナリスト。1935年のノーベル平和賞受賞者。


    アントン・パンネクーク
    Anton Pannekoek


    オランダの天文学者、マルクス主義理論家。


    アルフレート・ポルガー
    Alfred Polgar


    オーストリアのジャーナリスト、批評家。カバレット(文学キャバレー)の管理者。


    フーゴー・プロイス
    Hugo Preuß


    ドイツの公法学者。「ヴァイマル憲法の父」。


    マルセル・プルースト
    Marcel Proust


    フランスの作家。『失われた時を求めて』。


    グスタフ・ラートブルフ
    Gustav Radbruch


    ドイツの法哲学者、刑法学者。


    ヴァルター・ラーテナウ
    Walther Rathenau


    ドイツの実業家、政治家。


    ジョン・リード
    John Reed


    アメリカ合衆国出身のジャーナリスト。


    ヴィルヘルム・ライヒ
    Wilhelm Reich


    オーストリア・ドイツ・アメリカ合衆国の精神分析家。オルゴン理論の提唱者。セックス・ポル(性政治学研究所)を主宰し、プロレタリアートの性的欲求不満が政治的萎縮を引き起こすと主張。社会による性的抑圧からの解放を目指したが、その極端な思想や行動は唯物論的な共産党(殊にコミンテルン)から「非マルクス主義的ゴミ溜め」と批判され除名された。


    エーリッヒ・マリア・レマルク
    Erich Maria Remarque


    ドイツの作家。『西部戦線異状なし』。


    カール・レンナー
    Karl Renner


    オーストリアの政治家。第一次世界大戦終了直後の共和国の初代首相と第二次世界大戦終了直後の共和国の臨時首相・初代大統領を務めた。


    ヨアヒム・リンゲルナッツ
    Joachim Ringelnatz


    ドイツの詩人、作家、画家。


    ロマン・ロラン
    Romain Rolland


    フランスの作家。


    アルトゥル・ローゼンベルク
    Arthur Rosenberg


    ドイツの歴史家・政治家。


    オイゲン・ロート
    Eugen Roth


    ドイツの叙情詩人。


    ヨーゼフ・ロート
    Joseph Roth


    オーストリアのユダヤ系作家。


    ネリー・ザックス
    Nelly Sachs


    ドイツの詩人、作家。


    フェーリクス・ザルテン
    Felix Salten


    ハンガリー出身のオーストリアのジャーナリスト・小説家。『バンビ』


    マーガレット・サンガー
    Margaret Sanger


    アメリカ合衆国の産児制限活動家。


    アルトゥル・シュニッツラー
    Arthur Schnitzler


    オーストリアの医師、小説家、劇作家。


    ミハイル・ショーロホフ
    Michail Alexandrowitsch Scholochow


    ロシアの小説家。『静かなドン 』。


    ブルーノ・シュルツ
    Bruno Schulz


    ポーランドのユダヤ系作家・画家。


    クルト・シュヴィッタース
    Kurt Schwitters


    ドイツの芸術家・画家。


    アンナ・ゼーガース
    Anna Seghers


    ドイツの小説家。


    カール・ゼーフェリンク
    Carl Severing


    ドイツの政治家。


    イニャツィオ・シローネ
    Ignazio Silone


    イタリア出身の小説家、政治家。


    ゲオルク・ジンメル
    Georg Simmel


    ドイツ出身の哲学者、社会学者。ドイツ系ユダヤ人(キリスト教徒)。


    アプトン・シンクレア
    Upton Sinclair


    アメリカ合衆国の小説家。


    グリゴリー・ジノヴィエフ
    Grigori Jewsejewitsch Sinowjew


    ロシアの革命家、ソビエト連邦の政治家。


    アグネス・スメドレー
    Agnes Smedley


    アメリカ合衆国のジャーナリスト。


    フョードル・ソログープ
    Fjodor Sologub


    ロシア象徴主義の詩人・小説家・戯曲家。


    ミハイル・ゾーシチェンコ
    Michail Michailowitsch Soschtschenko


    ソ連の作家。


    ヨシフ・スターリン
    Josef Stalin


    ソビエト連邦の政治家、軍人。同国の第2代最高指導者。


    ルドルフ・シュタイナー
    Rudolf Steiner


    オーストリア出身の神秘思想家 。アントロポゾフィー(人智学)の創始者。


    カール・シュテルンハイム
    Carl Sternheim


    ドイツの作家。表現主義の代表者の一人。


    ベルタ・フォン・ズットナー
    Bertha von Suttner


    オーストリアの小説家。ノーベル平和賞を受賞した最初の女性。


    パウル・ティリッヒ
    Paul Tillich


    ドイツのプロテスタント神学者。


    レフ・トロツキー
    Leo Trotzki


    ウクライナ生まれのロシアの革命家、ソビエト連邦の政治家。


    クルト・トゥホルスキー
    Kurt Tucholsky


    ドイツのユダヤ系諷刺作家、ジャーナリスト。


    シグリ・ウンセット
    Sigrid Undset


    ノルウェーの小説家。1928年ノーベル文学賞受賞者。


    ハインリヒ・フォーゲラー
    Heinrich Vogeler


    ドイツの画家、建築家。


    ヤーコプ・ヴァッサーマン
    Jakob Wassermann


    ドイツのユダヤ系作家。


    フランク・ヴェーデキント
    Frank Wedekind


    ドイツの劇作家。ドイツ表現主義の先駆者、不条理演劇の先駆者。


    オットー・ヴァイニンガー
    Otto Weininger


    オーストリアのユダヤ系哲学者。主著『性と性格』は今日では性差別主義的、反ユダヤ主義的とされ、ヒトラーの『わが闘争』にも影響を与えたことが知られる。


    ハーバート・ジョージ・ウェルズ
    Herbert George Wells


    イギリスの小説家、社会活動家、歴史家。ジュール・ヴェルヌとともに「SFの父」と呼ばれる。


    フランツ・ヴェルフェル
    Franz Werfel


    オーストリアの小説家、劇作家、詩人。


    カール・ウィットフォーゲル
    Karl August Wittfogel


    ドイツ出身の社会学者、歴史学者。


    フリードリヒ・ヴォルフ
    Friedrich Wolf


    ドイツの医師、作家、共産党の政治家。


    クララ・ツェトキン
    Clara Zetkin


    ドイツの政治家・フェミニスト。社会主義の立場による女性解放運動を主導し、女性解放運動の母と呼ばれる。


    エミール・ゾラ
    Émile Zola


    フランスの小説家で、自然主義文学の代表者。


    カール・ツックマイヤー
    Carl Zuckmayer


    ドイツの劇作家・脚本家。


    アルノルト・ツヴァイク
    Arnold Zweig


    ドイツの作家。


    シュテファン・ツヴァイク
    Stefan Zweig


    オーストリアのユダヤ系作家・評論家。伝記、歴史小説で知られる。池田理代子はツヴァイクの「マリー・アントワネット」を叩き台に『ベルサイユのばら』を描き、倉多江美は「ジョゼフ・フーシェ」を元に『静粛に、天才只今勉強中』を描いた。