http://ja.rindoku.wikia.com/wiki/Rindoku_Wiki


    外部のレジュメへのリンクがほとんどだけれど(レジュメがまだない本も2冊ほどあるけれど)、今のところ登録があるのは、本でいうと以下のような感じ。

      Gilbert Strang (1991), Calculus.
      Gintis (2000), Game Theory Evolving.
      Gombrich(1995),The story of art.
      Guyton(2006), Textbook of medical physiology 11th ed.
      Hal R. Varian(1992),Microeconomic Analysis.
      Kandel & Schwartz(2000), Principles of Neural Science, Fourth Edition.
      Sider,Hawthorne, Zimmerman(2008), Contemporary debates in metaphysics.
      Scott(2000),Social network analysis : a handbook.
      アトキンソン(2002)『ヒルガードの心理学(第13版)』
      クラーク(2009)『10万年の世界経済史』
      デカルト『方法序説』
      ノースロップフライ (1980),『批評の解剖』
      ヘーゲル『精神現象学』長谷川宏訳(1998)
      武隈愼一(1998)『マクロ経済学の基礎理論』
      繁桝、他(2006)『ベイジアンネットワーク概説』
      高橋康(1994),電磁気学再入門 : QEDへの準備
      高橋康(2000)『量子力学を学ぶための解析力学入門』
      黒沼悦郎, 藤田友敬編(2007)『企業法の理論 : 江頭憲治郎先生還暦記念』


     知らない人のために、簡単に紹介する。

     輪読レジュメWikiプロジェクトは、輪読で用いたレジュメを共有しリユース(使い回し)することで、本を楽に読もうというプロジェクト。
     既存のレジュメを共有し利用することで、
      * 本の概要や全体像を手早く知ったり
      * 難解な箇所を理解するのに役立てたり
    といったことができる。もう少し突っ込んで、他の可能性に触れると
      * レジュメを出し合うことで、非同期な《輪読会》みたいなものができる
      * 同一書、同一箇所のレジュメが複数集まってくると、もっと面白くなる

     すでに「ゆるふわモテ形而上学読書会」さんが、レジュメを上げて来てくれている。
     他の読書会や輪読会も、どうぞ続いて下さい。お待ちしてます。

     とりあえず、参加者が増えて扱う本が増えてレジュメが増えていくと、マタイ効果ないしスノーボール効果で雪だるま式に発展していくはずなので、そのクリティカル・マスまでこの調子で続けていく。
     
     この本のレジュメが欲しいというリクエストも(すぐには応じられないだろうけど)、プロジェクトを活性化させるので、募集します。


    RindokuWiki.jpg

    難しい本を最後まで読むのに人間が昔からやってきたこと 読書猿Classic: between / beyond readers 難しい本を最後まで読むのに人間が昔からやってきたこと 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

    輪読のレジュメを共有できるWikiがつくれないかと思ってる 読書猿Classic: between / beyond readers 輪読のレジュメを共有できるWikiがつくれないかと思ってる 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

    輪読のレジュメを共有できるWikiをもう少し具体的に考えてみる(もとい妄想してみる) 読書猿Classic: between / beyond readers 輪読のレジュメを共有できるWikiをもう少し具体的に考えてみる(もとい妄想してみる) 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    五月二十三日

     八時に起きる。藤田高田二君からの葉書と金星会へ二戸の小田嶋孤舟からの歌が来た。

     “病院の窓”の筆を進めて62枚目。

     昼頃、On the eve を読み終った。ツルゲーネフは矢張十九世紀の文豪で、予は遂に菊坂町の下宿に居て天下を狙って居る野心家であった。彼は死んだ人で、予は今現に生きている……

     彼は小説をあまりに小説にし過ぎた。それがもし真の小説なら、予は小説でないものを書こう。

     予は昨晩彼と競走しようと思ったことをここに改めて取消す。余の競走者としては、彼はあまりに古い。話上手だ、少し怠けた考えを持って居る。予は予の小説を書くべしだ。


              +→失恋→涙→意気地なし→死。
              ↑
    誕生→恋→熱烈な恋→+→結婚→+→善良なる夫→父→死。
                   ↓
                   +→夫婦喧嘩→意気地なし→死。


    これ(上図)は十九世紀までの小説に現われたる人の一生であるが、今はよほど変わった(下図参照)。


            +→失恋→第二の恋→第三の恋→……死。
            ↑
       恋    ↑ 「わが心君を忘るる、天地
    誕生→恋 暴風→+→に家するしらぬ浪人といへ」→コスモポリタン→死。
       恋    ↓ と歌う人
       恋    ↓
            +→結婚→+→不安→苦悶→第二の恋→第三・第四→……死。
            ↓    ↓
            ↓    +→父→平凡なる悲劇の主人公→死。
            ↓
            +→生殖の器官→無意義→死。


    (石川啄木 明治41年5月の日記  亀井勝一郎篇『世界教養全集別巻3 東西日記・書簡集』(平凡社)収録)




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    OPERATORS





    MAKE the paper into a hat.
    HAVE the hat.
    PUT the hat on the head.
    TAKE the hat from the head.
    KEEP the hat here.
    LET the hat go.
    GET the hat from someone.
    GIVE the hat to someone.
    SEND the hat to someone.
    GO from this place.
    COME to this place.
    BE doing.
    SEEM to be (doing).
    DO any act.
    SAY somethinng.
    SEE something.


    DIRECTIONS



    AT  The ball is at the edge of the table.
    WITH  The black brick is with the ball.
    FROM  The ball is going from the hand.
    AGAINST The black brick is against the white brick.
    TO  The ball is going to the hand.
    ACROSS  The black rod is across the white rod.
    AFTER  3 is after 2.
    AMONG  The ball is among the bricks.
    BEFORE  1 is before 2.
    ABOUT  The bricks are about the ball.
    THROUGH  The rod is through the board.
    DOWN  The ball is down.
    BETWEEN  The ball is between the bricks.
    UP  The ball is up.
    UNDER  The ball is under the arch.
    ON  The ball is on the table.
    OVER  The arch is over the ball.
    OFF  The ball is off the table.
    BY  The ball is by the arch.
    IN  The ball is in the bucket.
    OUT  The ball is out of the basket.





     Basic Englishは、イギリスの心理学者、言語学者のチャールズ・ケイ・オグデンによって考案された人工言語、というより英語のサブセットである。
    使う単語は基本単語が850語(および国際的な単語が78語)だけ、それにもかかわらず、オグデンによれば英語での表現と同じような表現ができるという。
     語数自体は、あまり驚くにあたらない。ESL(English as a Second Language)、つまり英語を母国語としていない人々向けの英英辞典は2000語程度の単語だけで、辞典に収録されている何万語を説明している。
     また最初のESL向け英英辞典として、A・S・ホーンビーが作ったThe Idiomatic and Syntactic English Dictionaryは、CODに匹敵する規模を持ち、英語学習者向けに文型を細かく分類し、名詞が可算か否かなどを説明し、慣用句を揃えているが、1000語だけを使って語義を説明している。

     語彙を絞り込むと、どうしても欠かすことができないものが自ずと残ってくるが、Basic Englishに残った動詞come, get, give, go, keep, let, make, put, seem, take, be, do, have, say, see, send, may, will、それからほぼそのまま残った前置詞about, across, after, against, among, at, before, between, by, down, from, in, off, on, over, through, to, under, up, with, as, for, of, till, thanは、その中核である。

    基本動詞とそのイメージ

     なぜ動詞がここまで少なくできるか、そのカラクリを言えば、基本動詞+抽象名詞で、ほとんどの動詞が表現できてしまうからである。しかもその方が、細かい調整がしやすい。

     たとえばBasic Englishには、connectはないけれどconnectionがある。
     have a (the) connection withで「コネがある」、get a connectionで「連絡がつく」、get a permanent connection to the Internetで「インターネットに常時接続する」である。抽象名詞を形容詞で修飾できるので、「常時接続する」なんて表現が作りやすい。細かい調整がしやすい、というのは、こういうところだ。
    「インターネット接続を回復させる」だと、get one's Internet connection backでいい。make a connection between A and B「AとBを結びつけて考える」、make a connection at A with B「A(駅)でBに乗り継ぐ」なんてのもある。句動詞は丸暗記しようとすると厄介だが、アルス・コンビナトリア(結合術)と考えると楽しいし応用も効く。
     これには、基本動詞のコア・イメージをつかむことが必要だが、基本動詞は、モノのやり取りとして記述できる。モノが事物の場合もあれば、抽象的観念の場合もあるだけだ。事物として取り扱える方を、視覚化したのが1枚目の絵である。


    前置詞とそのイメージ


     アルス・コンビナトリア(結合術)をやろうとすると、欠かすことのできないもう一つが前置詞だ。
    じつは
    物書きが悪魔と契約する前に試すべき7つの魔道具 読書猿Classic: between / beyond readers
    にでてくる「2 関係アルゴリズム relational algorithm」のディスクB(関係ディスク)に書かれているのは、2つのアイテムを結びつけるのに用いられる42語をCrovitz, H. F.がベーシックイングリッシュ850語の中から、抜き出した前置詞だった。

     Basic Englishには、Full English(普通の英語のことをBasicサイドから見てこういう)のものをほとんどフルセット継承している。これなしでは、モノとモノの関係を記述できないからだし、英語は空間的配置を隠喩的に使っていることがとても多いからでもある。

    He was in his room.(さっきまで彼は部屋の中にいた)
    He is in a hurry.(いまは,「あせり」の中にいる。彼は急いでいる。)

     誰かが,ある心理状態であることを,ある場所に居るのと同じような形で記述することができる。つまり心理状態もまた,世界の区分のひとつなのだ。

    彼が急ぐ理由は何か?彼女に会いたいからだ。
    He's in a hurry, because he wants to see her.
    では,なぜ彼女に会いたいのだろう。それは彼女に恋しているからである。
    He wants to see her, because he's in love with her.
    彼は部屋にいたように,恋の「中」にいる
    He was in his room.(彼は部屋にいた)
    He's in love with her.(彼は彼女に恋している)
    I'm in big trouble. (すごく困ってる)
    恋(love)にしろ,困りごと(trouble)にしろ,人はそれを自由に手に入れたり手放したりできない。
    人は恋(love)や困りごと(trouble)を持つというより,恋(love)や困りごと(trouble)に人の方が抱え込まれているような感じだ。

    前置詞のコア・イメージがつかめないと、比喩的な表現が理解しにくい。
    しかし前置詞のコア・イメージは空間的なので、視覚的なイメージ化が可能である。

    先の2枚目と3枚目の絵は、前置詞のコア・イメージを、文字通り1枚にまとめたものである。



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