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     少し面倒な調べ物を始めたので、振り返り記事やら書くことなく年を越しそうである。
     
     今年、どんなものを書いたかをながめていたら、もう随分前に書いたような気がしている記事がまだ今年の前半だったりする。
     
     たった1年ですら時間についての遠近感はかくも歪む。
     時間感覚の背筋を伸ばすために一覧とする。

     読んでいただいた方々、今年もありがとうございました。
     

    1月

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    2月

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    4月

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    5月

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    12月

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     これは勉強のやり方が分からなくて困っている人のために書いた文章です。
     勉強にはいろいろなやり方があるけれど、いろんなことをいっぺんに書いてしまうと読むのがたいへんなので、かんたんなものだけを選んで書きました。
     ひとつのやり方が分かれば、他のやり方をさがしたり工夫したりできるようになると思います。


    時間がない人のためのまとめ

    覚えよう
     覚えることで注意力を理解することに回せる

    覚えなおそう
     忘れることに打ち勝つには記憶の定期メンテナンス

    声を出して読もう
     これだけで効率10%アップ

    書き写そう
     書き写しのスピードは実力のバロメータ

    思い出そう
     思い出す価値がある情報だと脳に教える

    理解することを理解しよう
     知ってることの結びつきを図に描く

    くり返そう
     飽きるのは人間の仕様だから、違う刺激を使う

    解き直そう
     自分がたった今解いたばかりの問題は最高の教材

    勉強日誌をつけよう
     記録をとり、読み返すと、やる気が出る

    自分をほめよう
     自力で飛べるようになるために絶対に必要

    「わからない」と付き合おう
     逃げると嫌悪感はよけいに大きくなる

     


     
     
    覚えよう
     
     覚えることをバカにする人がいます。
     丸暗記なんて意味がないと悪口をいう人もいます。
     覚えるなんて、テストでしか意味がない、というのです。
     理解することが大事で、覚えることは大事じゃない、という人もいます。
     こんなにコンピュータが身近になったのだから、人間が覚えておかなくても構わないのだ、という人までいます。
     
     ちがいます。
     覚えることは、勉強のゴールではないけれども、大切な第一歩です。
     覚えているだけでは知っているとはいえませんが、知っている人はかならず覚えています。
     理解しても覚えてないようでは、理解したつもりになっているだけです。
     
     覚えるとは、何も見なくても、すぐにその知識を使える状態にしておくことです。
     新しいことを学ぶには、それまでに学んだことを使わないといけません。
     難しいことほど、それまでに学んだことを使いこなさないと理解できません。
     「難しいから分からない」という人は、それまでに学んだやさしいことを、覚えていないことが多いのです。
     
     覚えておくと楽できます。
     その分を、新しい難しいことを理解するのに回すことができます。
     人間の注意力は有限です。一度にたくさんのものに注意を向けることはできません。
     限りある注意力をむだづかいせず、うまくつかうには覚えることが必要です。
     

    (参考)(保存版)覚え方大全/自分で選ぶための53種の記憶法カタログ 読書猿Classic: between / beyond readers (保存版)覚え方大全/自分で選ぶための53種の記憶法カタログ 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    (参考)復習のタイミングを変えるだけで記憶の定着度は4倍になる 読書猿Classic: between / beyond readers 復習のタイミングを変えるだけで記憶の定着度は4倍になる 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    (参考)15秒で訓練なしにできる記憶力を倍増させる方法 読書猿Classic: between / beyond readers 15秒で訓練なしにできる記憶力を倍増させる方法 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加




    覚えなおそう(増補)

     しかし「自分は覚えられない。だから勉強ができない」と悲しむ人も多いです。
     
     でも、これだけは覚えておきましょう。
     忘れるのは人間の仕様です。
     どんな特別な方法も、いくらか忘れにくく、また思い出しやすくするだけで、人間の忘れるという能力に打ち勝つことはできません。

     しかし完全に覚える/完全に忘れるの、2つに1つしかない、というのも間違いです。
    覚えられないとこぼす人はよく、昨日やったことも思い出せないと言います。

     一体どうすれば、いいのでしょう?

     答えは1つしかありません。
     もう一度、覚え直すのです。
     それではいくら経っても少しも進めないのでは?
     いいえ、覚え直しながらも、先に進むのです。
     
     たとえば学習時間の30〜40%は覚え直しに使います。
     
     35分を1セットにした35ミニッツ・モジュールでは、35分間を以下のように使うやり方です。
      0~20分……新しいことを覚える
     21~24分……記憶が定着のための一休み
     24~26分……1日前に覚えたことを復習する
     26~28分……1週間前に覚えたことを復習する
     28~30分……1ヶ月前に覚えたことを復習する
     30~35分……今日覚えたことを復習する
     
     いつ勉強したか記録しておかないと「1ヶ月前に覚えたことってなんだっけ?」「どこにやったっけ?」ということになります。
     結構めんどくさい「何をいつ復習すればいいか」という復習のタイミングを最適にマネジメントしてくれるパソコンやスマホで使えるソフトがあります。
     たとえば暗記ソフトのAnki(http://ankisrs.net/)は、Windows、Mac osx Linux、FreeBSD、それにiPhone、ノキアのMaemo(マエモ)、Androidで動くソフトがあり、他にオンライン版も(http://ankiweb.net/account/login)使えます。

     Ankiについては、次の記事がもう少し詳しく説明しています。

    決して後退しない学習ーAnkiを使うとどうして一生忘れないのか? 読書猿Classic: between / beyond readers 決して後退しない学習ーAnkiを使うとどうして一生忘れないのか? 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加


     覚えられないという人を見ていると、復習をあまりしません。
     復習というと、先に進めないみたいでで嫌らしいのです。
     
     しかし始めて覚えるのと、復習で覚えるのでは、かかる労力も時間もかなり違います。
     軽減された労力、短縮された時間こそが、あなたが昨日学習したことの意義であり価値なのです。
     
     昨日覚えたはずのことを今日スラスラ思い出せないからといって、昨日の学習は完全に無価値なのではありません。

     復習が要らないように覚えるのだという〈完璧主義〉よりも、復習時間を少しでも短縮するために覚えるという現実路線の方がきっと役に立ちます。



    声を出して読もう
     
     それではどのようにして、覚えればよいでしょうか。
     
     声を出して読むのは、一番かんたんな、だれにでもできる記憶術です。
     たったこれだけで、声を出さないときよりも10% よく覚えられると言われています。
     
     書き写すのもよい方法ですが、声を出して読むことは、書き写すよりはずっと楽に速くできます。
     速いから、同じ時聞があれば、より多くくり返すことができるのです。
     
     分かってないところはうまく読めないので、自分がどこがよく分からないか見つけるにも使えます。
     
     これから勉強するところも、今日勉強したところも、声を出して読みましょう。
     
     何回読めばいいかとよく聞かれますが、たくさん読めばそれだけの成果があります。
     
     でも、はじめて声を出して読む人に「100 回読め」といったら嫌になるでしょう。
     だから今まで声を出して読んでない0 回の人は、まずは1回読むことを目指しましょう。
     いつも1回読むという人は、3回読むことを、いつも3回読む人は、10回読むことを目指しましょう。
     
     普段やってない人が繰り返し声を出して読むと、あごの筋肉がだるくなりますが、毎日やれば数日で平気になります。
     
     10回声を出して読むと、普通のものなら、そこそこ覚えることができます。
     30回声を出して読むと、何も見なくてもすらすら読んだものを唱えることができるようになります。
     

    (参考)読書猿Classic 叫ぶ英会話!音読が想像以上に凄い6つの理由 Read Aloud!! 読書猿Classic  叫ぶ英会話!音読が想像以上に凄い6つの理由 Read Aloud!! このエントリーをはてなブックマークに追加

     

     
     
    書き写そう

     書き写すのは、目と手と脳を動員する強力な方法です。
     勉強の仕方を尋ねると「書いて覚えた」という人が一番多いです。
     
     しっかり集中していなかったり、よく分かっていないと書きまちがえますが、どこが分かっていないかも、ばっちり紙の上に残るのもすぐれた点です。
     
     もし時聞がたっぷりあるなら、勉強につかう教科書や問題集をすべて書き写すといいでしょう。
     
     時間も労力もかかって効率悪そうに見えるますが、効果からいうと結局安くつきます。
     特に細かい部分まで正確に理解する必要があるもの(数学や外国語なんかがそうです)を勉強する場合は、絶対おすすめです。
     
     欠点は時間がかかることです。
     自分のペースで勉強できる人はよいのですが、多くの人は試験などのタイムリミットがあります。

     時間が足りなくなる場合は、
    (1)声を出して読むなど、代わりの手段を併用する
    (2)だいたいの内容が分かればよいところは飛ばして、大事なところに限って書き写す
    とよいでしょう。

     問題となるのは実は「時聞が足りない」ことではなく、むしろ大変そうで「書き写す気にならない」ことです。
     やったことがない人に、いきなり「100ページ写せ」と言っても嫌になるでしょうから、少しの分量からはじめてみましょう。
     
     はじめての人は1ページ写すのでも、一苦労です。スピードは上がらず、間違いも多いと思います。
     たとえば英語を習いたての人が「This is a pen.」を書き写すところを見ていると、まず「T」 を写して、次に「h」を写して、次に「i を写して・・・・と、一文字ずつ喜き写したりします。
     これでは時間はかかるし、間違いが生じる可能性も高くなります。
     
     これが少し英語ができるようになると「This」「is」「a」「pen」と単語ごとに覚えて書き写すことができるようになります。
     もっと英語ができるようになると数個の単語を一度に覚えて書き写すことができるようになります。
     英語ができるようになればなるほど、一度に覚えられる単語の数は増えるので、書き写しのスピードも格段に上がります。
     
     他の科目でも、このことは当てはまります。
     書き写しのスピードが上がれば、実力がついてきた証拠です。
     
     注意事項が3 つ。
    (1)なるべく見て覚えて、一度アタマに入れてから、見ないで書き写すこと
    (2)ちゃんと書き写せているか、写したあと必ずチェックすること
    (3)写し間違いを消さないこと。むしろマーカーなので目立たせること

     同じ書くのでも、単語などを繰り返し書いて覚えるのは、よした方がいいでしょう。
     繰り返し同じことを書いていると、アタマを素通りして、手だけが自動的に動くようになるから、無駄が多いからです。
     またくり返していると、どこかでミスが生じて、気付かずそのミスごとくり返してしまうこともあります。
     さっきの3つの注意事項に気をつけて、1 回書き写すごとに必ずチェックすることが必要です。
     

    (参考)書き写す/人文学(ヒュマニティーズ)の形稽古 その1 読書猿Classic: between / beyond readers 書き写す/人文学(ヒュマニティーズ)の形稽古 その1 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    書物を書き写すということー図書館となら、できること 読書猿Classic: between / beyond readers 書物を書き写すということー図書館となら、できること 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加


    思い出そう

     人間は、インプットしたものではなく、アウトプットしたものを覚えます。
     もう少し正確に言えば、アウトプットした情報を、「ああ、アウトプットする値打ちがあるものなんだな」と優先順位が高いところに準備するのです。
     
     インプットしただけでは、うまく出てこない(思い出せない)ことが多いです。
     いくら勉強してもダメだという人は、アウトプットをあまりしていないことが多いです。
     だからテストの勉強なら特に、アウトプット(思い出すこと)をしておきましょう。
     
     繰り返しインプットするより、アウトプットの回数を増やす方がいいでしょう。




    理解することを理解しよう(増補)

     覚えるとは、何も見なくても、すぐにその知識を使える状態にしておくことだと言いました。
     
     こう考えると、最強の記憶法は理解することです。
     理解した知識は忘れにくく、また利用されやすいからです。
     
     では、どうすれば理解できるのでしょうか?
     
     まず、どうなれば理解できたことになるのか考えてみましょう。
     それも理解できる/理解できないの極端な二分法ではなく、少しずつでも理解が進んだといえるのはどういう場合かを考えましょう。
     
     簡単にいえば、理解するとは、知識が他の知識と結びつくことです。
     そして、理解が進むとは、その結びつきが増えることです。
      
     新しい知識やまだ理解できない知識について「これは何と結びつくのか」と考える習慣は、理解する力を高めます。
     
     また、現時点で分かっている〈結びつき〉を図解して描き出してみることも役に立ちます。
     何をどれだけ理解しているか/理解していないかを一望化することで、理解の現状を明確にできます。その結果、足りない部分を気づかせたり、〈結びつき〉を発見させたりして、理解を助けます。
     このことは覚えておくためにも役立ちます。記憶技法の多くは、語呂合わせにしろ場所法にしろ、〈結びつき〉を人工的に捏造する手法ですが、天然ものの〈結びつき〉を見つけることができれば、それに勝る効果があります。

    自分の理解を理解する→何をどのように分かっているかを可視化するISM構造学習法の考え方 読書猿Classic: between / beyond readers 自分の理解を理解する→何をどのように分かっているかを可視化するISM構造学習法の考え方 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
     
     
    くり返そう
     
     くりかえしは大切です。
     
     人間は忘れる動物ですが、それに打ち勝てるのはくりかえすことだけだからです。
     人間は不正確な動物ですが、それに打ち勝てるのはくりかえすことだけです。
     天才も忘れるし間違います。
     天才がそう見えないのはサボらないからです。
     
     くりかえすことが大切なことはみんな知っていますが、実際にくりかえす人は驚くほど少ないです。
     これはしかたがないことでもあります。
     人間は飽きるようにできているからです。
     
     同じ刺激の繰り返しより、新しい刺激に注意が向くようにできています。
     でないと、他の動物に襲われたりしても対応できず、自然の中で生き残れなかったのです。
     
     だったら、違う刺激になるように、くりかえし方を工夫しましょう。
     
     一番簡単なのは、
    (1)時間制限をつかう
     たとえば解くのに10分かかった問題を、2度目は5分で解いてみましょう。これだけで同じ問題を解くことが、まるでちがった体験になります。
     5分間では解けなくてもかまいません。一度とりかかれば、最後まで解きたくなるはずです。

    (2)「中途半端はイヤ」という性質を利用する
     人聞は、一度やりかかったことは最後までやりたくなる性質をもっています。これを利用しましょう。
     たとえば教科書を3 回読もうと思うなら、1 回目はすべて読まずに、少しでいいから飛ばしておきましょう。2 回目も別のところを飛ばします。最終回だけ、どこも飛ばさず読むのです。

    (3)場所を変える
     同じことを繰り返すのも、場所が違えば別の体験になります。
     外国へまで出かけなくても、椅子をいつの場所から1mずらすだけでも、ずいぶん違います。
     
     
    (参考)これがマスターへの道→しつこく繰り返す技術、7つのステップ 読書猿Classic: between / beyond readers これがマスターへの道→しつこく繰り返す技術、7つのステップ 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

    1年の計はこれでいく→記憶の定着度を4倍にする〈記憶工程表〉の作り方 読書猿Classic: between / beyond readers 1年の計はこれでいく→記憶の定着度を4倍にする〈記憶工程表〉の作り方 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

     
     

    解き直そう(増補)

     同じ問題を、二度目に解く場合は、たいていは一度目の時よりずっと速く、また苦労は少なく解くことができるでしょう。
     解けるかどうかすら分からなかった一回目とは違い、二度目は余裕を持って問題にあたることができます。なにしろもう解けることは知っているのですから。
     問題の意味も、どうなれば解けるといえるのかも、そして何をすべきかも、二度目ならちゃんと分かっています。
     いろいろなやり方のうちで、どれがうまくいかないのかも、ある程度分かっています。
     

     人は自分がやった問題解決であっても、そのすべてを理解してはいません。
     
     なぜうまく解くことができたか、問題解決に本当に役立ったのは何なのか、何をしているうちにアイデアを得たか、どの努力が報われ、どのチャレンジが不発だったのか、まわり道を避けることはできなかったかなどアンド、次に新しい問題を解く場合に役立つ教訓は何なのかを知るには、どうすればいいのでしょうか?
     
     一番いいのは、今解いたばかりの問題を、もう一度解くことです。
     そうすることで解くのに夢中で/精一杯で拾ってこれなかった、次の問題解決に役立つ発見を集めてこれます。
     さっきまであなたの前に立ちふさがっていた難問は、二度目に向かい合うときには、長く厳しい問題解決を共に戦った頼りになる戦友になっているはずです。

     問題を解く能力を最も高めてくれる教材は、自分がたった今解いたばかりの問題です。

    問題を解き終えた瞬間に人生で最も豊かな学びの時がはじまる 読書猿Classic: between / beyond readers 問題を解き終えた瞬間に人生で最も豊かな学びの時がはじまる 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加



     
    勉強日誌をつけよう

     勉強したら、どれだけやったかを記録しておきましょう。
     
     いろいろ書く必要はありません。
     カレンダーに科目やテキストのタイトルと進んだページ数を書き込んで、いくのでかまいません。

     あらかじめ本のページ数と同じだけマス目を用意しておいて、読んだページ数だけ塗りつぶすのも良いです。
     
     
     記録を取ると調子の善し悪しがあることが分かります。
     調子は上がったり下がったりするものだと分かると、調子が悪くても「そのうちよくなるさ」と余裕が持てます。

     記録をとると、自分のやったことが蓄積していくのが目に見えるようになります。
     実力といったものは目に見えません。正確に言うと、限られた状況でないと見えません。
     しかし記録は見えます。いつでも好きな時に目にすることができます。

     
     まとめると、記録をとると、やる気が出ます。
     調子の悪いときは、自分の支えになります。
     なにより自分の進歩が目に見えるようになります。

     
     いろんな勉強法を試してみるときにも、それがうまくいったのか、うまくいかなかったのかを確かめるには、勉強の記録が必要になります。
     
     
    (参考)日記でなく日誌をつけよう/独学者のための航海日誌(ジャーナル)のススメ 読書猿Classic: between / beyond readers 日記でなく日誌をつけよう/独学者のための航海日誌(ジャーナル)のススメ 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    (参考)チリを積もらせ山にする→人生航海日誌(ログ)と動機付けの技術 読書猿Classic: between / beyond readers チリを積もらせ山にする→人生航海日誌(ログ)と動機付けの技術 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加


     

    自分をほめよう

     ほめるのが得意な人はあまりいません。
     
     本当は、小さなことをすぐにその場でほめるのがよいのです。
     ところが、うまくいったと喜んでいると「調子にのるな!」と叱られ、うまくいかないと「何をやっているのだ!?」とまた叱られることが多いです。

     これでは、よくできる人でも〈自分にダメ出し人間〉になっても不思議ではありません。
     
     自分にダメ出しするのがくせになると、やる気の容量が下がります。
     「どうせ自分なんて」と言うのがクセになると、できることもできなくなります。
     
     まわりがほめるのがへタなら、せめて自分くらいは、ほめてやりましょう。
     はじめはへタでもくりかえすうちに、自分をほめることもうまくなります。
     
     これはまじめな話ですが、自分をほめることを学ばないと、その人の勉強は遅かれ早かれ行き詰ります(いきづまるのは勉強だけではありませんが)。
     
     勉強してほめられるのは、子どものときだけです。
     大きくなると、誰もあまりほめてくれなくなります。
     大人の多くは勉強が嫌いなので、むしろ勉強している人に無意識につらく当たります。
     「そんなことしたって何なるんだ?(なんにもならないよ)」みたいな言葉をぶつけてきます。

     さらにレベルが上がると、教えてくれる人も、同じように頑張っている人も、自分の周囲にいなくなります。
     ほめられることも、はげましあうこともなしに、自分でやっていかなくてはならなくなります。
     やる気を自分で稼いで来なくてはならないのです。
     
     自分をほめることは、自力で飛べるようになるために絶対に必要です。
     
     自分をほめることは、自分を甘やかすことではありません。
     甘やかすとは、たとえば「おまえは天才だから努力しなくていい」というようなことです。
     
     というか、天才は努力します。とことんします。止まらずします。

     天才とは、努力することを止められなくなった人のことをいうのです。
     
     自分をほめることは、やったことをやったと認めることです。
     その日やったのがたった1ページでも、
    「1 ページなんて、こんなの勉強したうちに入らない」
    とけなすのでなく(そんなことは放っておいても周りの大人がしてくれるでしょう)、
    「とにかく今日は1 ページはやったのだ。自分よ、ごくろうさん」
    と小さなことをねぎらうことです。
     
     実は小さなことも拾い上げてほめるためにも、勉強の記録をつけた方がよいです。
     
     勉強にも調子のよい/わるいがあります。
     たくさんできる日もあれば、できない日もあります。
     でも、一歩も進めない日があったからといって、進むのをやめなくてはならないわけではありません。
     たった一歩でも進んでいるのです。
     
     体は前を向いています。
     目は先をみつめています。
     そしてもう後ろ足は地面をけっているのです。
     
     
    今度こそ、続けよう→3日坊主にさよならする技術 読書猿Classic: between / beyond readers 今度こそ、続けよう→3日坊主にさよならする技術 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    3日坊主から離脱する→やめたいことをやめ、やらなくてはならないことを続ける仕組みをつくる行動デザインシート 読書猿Classic: between / beyond readers 3日坊主から離脱する→やめたいことをやめ、やらなくてはならないことを続ける仕組みをつくる行動デザインシート 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加




    「分からない」と付き合おう

     「こわい」とか「不安だ」とか、嫌な感情はやっかいな性質を持っています。
     逃げると、余計に強くなるという性質です。

     「こわい」ことから逃げると、余計に恐く感じるようになります。すると、ますます逃げたくなります。逃げると、余計に怖くなって……というループに陥ります。
     恐怖症がたちが悪いのは、こじれると何段階も先回りして、逃げるようになることです。たとえば最初、電車に乗れないだけだったのが、そのうち外出自体できなくなったりします。

     勉強の話に戻しましょう。

     分からないと、誰でも嫌な感じがするものです。
     いろいろ嫌な考えも頭に浮かんだり、「なんでこんなものしなきゃならないんだ」とムカムカ腹が立ったり、「自分はバカなんじゃないか」と悲しくなったりします。

     これ自体はあたりまえの話ですが、〈わからない〉の嫌悪感も、そこから逃げると強くなります。
     逃げると、嫌悪感を感じる範囲も拡大します。

     例えば最初二次関数の問題でつまずいたのが数学を避けるようになり、こじれると勉強の臭いがするものすべてを避けるまでいってしまいます。

     それどころか自分だけでなく、自分の周りの人間が勉強するのも嫌うところまでいくこともあります。


     〈わからない〉の嫌悪感も、嫌→逃げる→嫌→逃げる→…のループにはまると、雪の斜面を雪玉がころがるように急成長する事実は、勉強好きな人と勉強嫌いの人との間の大きな違いも最初は小さな違いから成長したことを教えてくれます。
     〈分からない〉嫌悪感のループにはまった人には、近づくことはおろか話題にさえ絶対したくないものに、すき好んで人生さえかけようという人もまた存在する理由です。

     人は、少ない時間や努力で同じだけの成果を上げる人をうらやましく思います。
     けれど、長い期間かけて大きな差を生むのは、分からないことの嫌悪感に対する耐久力(それは勉強における肺活量です)の、ちょっとした差の方です。

     分からない嫌な感じをそのまま持っていると、最初その感じは強くなりますが、しばらくするとゆっくりと弱くなっていく時が来ます。それでも持っていると、そのうち我慢できるくらいになります。相変わらずいやな感じですが、もう取り乱すほどひどいものではなくなります。

     分からない嫌悪感を〈乗り越える〉、というほどかっこいいものではなく、〈やり過ごす〉ことができるようになると、〈分からない〉ものに飛び込むことができるようになります。
     

     そうして、世界でまだ誰も知らないことを最初に知るための勉強Studyは、そこからはじまるのです。






     およそある程度以上の長さをもつ文章であるならば、次の3つの成分からできている。

    A.書きたいもの/書く動機
    B.書かなくてはならないもの(具)
    C.従うべきもの(枠や構成)


    A.書きたいもの/書く動機

     文章の核には、書き手が書きたいものや書く動機がある。

     これなしには、文章書きは途中で放棄されてしまうだろうし、そもそも書きはじめようとはしないだろう。
     それは「これ(この発見/この場面)を書きたいだ!」といった直接的なものだったり、「認められたい」や「復讐してやる」や「単位がほしい」といった間接的な何かかもしれない。
     
     実をいえば、これらの文章の核となる〈書きたいもの〉や〈書く動機〉は、最終稿に残らないことも多い。また書かれたとしても、分量的には全体のほんの一部分であることも少なくない。
     逆に言えば、文章の多くは〈書きたいもの〉以外の要素で埋められる。

     しかし分量的にわずかだとしても、核となるものは不可欠であり重要である。
     文章が成り立つのに必要な要素は、後述するように、よそから集めてくることができる。我々が使うことができる言葉は、何らかの形ですでに誰かが使ったものである(でなければ、言葉を受け取る誰かは、あなたの発した言葉を理解できないだろう)。
     しかし、あなたが文章を書く理由、書きたいという欲望は、外から調達してくる訳にはいかない。
     かき集められたよそ者が一つのまとまりをつくるのは、この核があるからである。
     

    B.書かなくてはならないもの(具)

     書きたいものを書くだけでは、文章は成り立たない。
     
     文章は成り立たせるために、書くべきものがある。論文ならデータやデータの集め方(方法)といったパートが求められるし、小説なら登場人物のイカす会話だけでなく、連中がどこで何をしながら喋っているかを説明ないし描写する必要がある。
     この書かなくてはならないものを〈具〉と呼ぼう。「餃子の具」と同じ用法だ。
     普通、文章の大部分はこの〈具〉から構成される。
     書き方を学ぶことの大半は、この〈具〉というリソースを蓄積することに費やされる。
     

    C.従うべきもの(枠や構成)

     必要なものはまだある。必要な要素がそろっていても、それが乱雑に積み上げられているだけでは文章にならない。
     逆に、それぞれの要素が、適切な分量・順序で並べられ配された場合には、文章のパワーつまり説得力や魅力は倍増する。
     文章は構成されなくてはならない。構成や構造を成り立たせる骨組みや枠のようなものも、また必要だ。



    野田のフロー(流れ)図

     ここまではおそらく誰もが知っていることだろう。
     しかし、あえて3つに分けて考えるのには理由がある。
     長めの文章を書くプロセスを整理するためだ。
     
     長めの文章を書く場合、たくさんの構成要素を取り扱うことが必要だが、人間というものはたくさんの処理を一度にやるのは苦手である。
     文章の構成要素を3つに分けて考えることで、複雑な文章執筆の作業を分割し、いくらか見通しのよいものにすることができる。
     直線的に進む訳には行かないにしろ、自分が今どの段階に取り組んでいるかが分かりやすくなれば、文章書きのストレスはいくらか軽減する。

     文章を構成する3つの成分を、どんな風に(どんな順で、どんなタイミングで)用意すればいいかという点から、文章を書くプロセスを図にしたのが次のものである。
     
    野田ダイアグラム

     
     中央を上から下へと進む文章執筆のメインの流れに対して、
     A.書きたいもの/書く動機
     B.書かなくてはならないもの(具)
     C.従うべきもの(枠や構成)
    はこんな風にからんでくる。


     実はこの図は、SFの翻訳家、作家、コレクターとして知られる野田昌宏の

    スペース・オペラの書き方―宇宙SF冒険大活劇への試み (ハヤカワ文庫JA)スペース・オペラの書き方―宇宙SF冒険大活劇への試み (ハヤカワ文庫JA)
    野田 昌宏

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    という好篇が元ネタである。

     ガチャピンのモデルともなった野田のゆるキャラ的容貌やユーモラスな語り口、それに題材のスペース・オペラに付着する荒唐無稽なイメージのせいで、楽しげだが中身薄そうだなという先入観を持っていた自分を殴りつけたくなるほどの、梅棹忠夫以来の知的生産技術の流れをエンターテイメント製作の分野に高い次元で結びつけた完成度の高いマニュアルである。
     
     元の図を示そう。
     
     noda_flow.jpg

     
     比較すれば分かるように、先に示した図は、野田の「スペースオペラのストーリーを作る作業の流れ」から、スペースオペラ特有の要素を抜いて簡約化したものである。
     簡約化することでこのダイアグラムは汎用となる。つまり、文章の種類に合わせて、文章を構成する3つの要素(リソース)を用意すれば、そのまま適用できるものとなる。
     
     たとえば論文を書く場合なら(簡単に書けば)、
     A.書きたいもの/書く動機 → あなたの研究(その発見、成果)
     B.書かなくてはならないもの(具) → データ、データ採集の方法、先行研究など
     C.従うべきもの(枠や構成) →IMRAD(Introduction, Methods, Results And Discussion)
    となる。



    書くためにいかに読むか-3つの読み方

     簡約化された野田のフロー図は、文章の種類/ジャンルに合わせて文章を構成する3つの要素(リソース)を用意すれば、様々なものに使える。
     
     では、書きたい文章に合わせるために、
     A.書きたいもの/書く動機
     B.書かなくてはならないもの(具)
     C.従うべきもの(枠や構成)
    のそれぞれについて、どのように用意すれば/仕込めばよいか?

     まずは読書に限って、野田の読書に関する指摘をヒントに考えてみよう。
     おそらく野田は、1つの文章(作品)を生み出すことにとどまらず、生み出せる人間になるための中長期的な修行トレーニングを踏まえて、以下のような3つの読書を想定している(仰々しいネーミングはこのブログ用に勝手に考えたもので、野田の流儀ではない)。
      
     a.コモンセンスを獲得する全方位読書
     b.コモンファクターを抽出する特定分野読書
     c.ストラクチャーを解析する一作限定読書

     そしてこれら3種類の読書は、文章を構成する先の3つの要素に、それぞれ対応づけることができる。
     
      
    a.コモンセンスを獲得する全方位読書〜A.書きたいもの/書く動機

     すでに書きたいもの/書くべきものが決まっている場合には、b.の分野特定的な読書へ進むことができるが、まずその手前の段階を考えよう。
     何が書きたいのか、自分でもまだ分からないような段階だ。

     このような場合、ひとかけらの思いつきが、様々なものを結びつけ、大きな結晶に育っていくことがある。この、ひとかけらの思いつきをとりあえずアイデアと呼ぼう。
     アイデアはどこから来るか分からない。だからアイデアを仕込むための読書は全方位的になる。
     
     また常識を超えるためには常識を知ることが必要だ。
     無勝手流の独創性は、大抵は、とっくの昔にやり尽くされたものの二番煎じにおわる。
     常識を得るための読書は広い範囲に渡る。

     大まかには「手当たり次第いろいろ読め」といった指針ぐらいしかないが、それでもいくらか具体的なことを考えるなら、次のような行動方針が出てくる。
    ・自分がいつもは逍遥(うろうろ)しない領域・分野をあえて訪ねてみる
    ・読むものの選択にランダムネスを取り入れる(図書館の返却書棚から選ぶ/ランダムに辞書のページを選び芋づる式に調べる、等)
    ・精神に逆目を立ててくれるような、苦手な分野、嫌いな作家の本を手に取る

     とくに好きでもない書物、どうしても好きになれない作品は、あなたが何を書きたいのかを教えてくれる可能性が高い。
     「いやいやいや、そうじゃないだろ!」と思わず叫んだ箇所、どうしても納得できない部分に突き当たったなら、それこそがあなたが書きたいと思う何かであり、少なくともその方向を示す断片である。
     自分を広げる読書の中で、とくに自分が「否」と叫びたくなるものを読む中で、自分が本当は何を書きたいのかを発見する。


    b.コモンファクターを抽出する特定分野読書〜書かなくてはならないもの(具)
     
     書くために読む次のフェイズは、自分が書こうとしているジャンルや自分が書こうとするものの手本となる文章たちを読む中に開かれる。
     導きの問いは次のものである。
     「これらの文章に共通しているものは何か?」
     そうして発見された共通点は、あなたが書こうとする文章が備えているべきもののはずである。
     
     目に付きやすい形式的な要素(たとえば、およそ論文であれば、Introductionを Methodsを Resultsを Discussionを備えている)からさらに踏み込んで、
    「どうして私はこれらの作品をこんなにおもしろく感じるのか/感動させるのか」
    「これらの文章のどこが素晴らしいのか?それはどこから来ているのか?」
    と問うこともできる。 
     こうした問いの答えを探す中で、人は何を書くべきかを知る。
     


    c.ストラクチャーを解析する一作限定読書〜従うべきもの(枠や構成)

     我々は前項で、どんな要素を盛り込めばよいかを探った。
     次は、それら要素をどのように並べればよいかを、読む中に探していく。

     野田はさらに、これといった一作を徹底的に解析することを勧めている。
     つまり特定の文章(ひとつの論文や著作、一つの作品)をリバースエンジニアリングすることで「どんな構成になっているのか」等の問いの答えが得ていくのである。
     こうしてC.従うべきもの(枠や構成)についての知識が得られる。
     新しい文章を書くたびに必要な作業ではないが、〈書ける人〉になるためのトレーニングとして有用である。新しいジャンルの文章に手を出す場合になど役立つ。
     
     
     このためのツールとして、野田は、作品全体のプロットを一望できるフォーマットを自作している。
     A4大の5mm方眼紙を3枚縦につないだもので、A4版は幅210ミリ、高さ297ミリあるから、3枚分をつなげるとおよそ87センチ。方眼の2マス分の高さを5ページ分に対応させると87cm×5ページ=435ページ分となり、長編小説1冊分のプロットを一望できることになる。

     これも野田の本から作例を示しておこう。下記の図は、
     
    さすらいのスターウルフ (ハヤカワ文庫 SF 1 スターウルフ・シリーズ 1)さすらいのスターウルフ (ハヤカワ文庫 SF 1 スターウルフ・シリーズ 1)
    エドモンド・ハミルトン,野田 昌宏

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    のプロットを抽出したもの。

    noda_plot1.jpg
    noda_plot2.jpg
    (クリックで拡大)

     
     
     基本のフォーマットは、左端に〈ページ〉〈章タイトル/見出し〉の欄をつくり、文章(作品)の全体が収まるよう、方眼の高さを何ページ分を割り当てるか決める。
     長編小説ならば、〈場所〉の欄を加えて、残りのスペースを使って出来事=「誰が何をする」を書いていけばよいだろう。
     
     このフォーマットは、野田によって「右往左往シート」と名づけられており、構成・プロットを(右往左往しながら)考え出すために作られたものである。
     既存の文章(作品)から構成やプロットを抽出することに用いるのは、むしろ転用なのだが、同じフォーマットを使うことで解析の経験が創作に直結する。
     
     文章(作品)全体を一望できることは極めて重要である。
     人間のワーキングメモリは存外に小さい。あることを頭に置きながら別のことを注意を払うことは思った以上に難しい。
     別ページに書かれた項目を頭に置く必要があれば、その分自由に使える記憶領域や注意力が減ってしまう。
     特に構成がまだ形をとっていない状態では、些細なことが事の成否を左右する。
     できるだけ頭に何も置かないために、ページめくりを要しないで文章(作品)全体をながめることができる外部記憶装置が必要である。
     


    3つのリソース領域に対応させたツール群

     簡約化された野田のフロー図は汎用であり、あらゆる文章の執筆に適用できる。
     知的生産は、執筆というアウトプットを目標とするから、野田のフロー図は知的生産のプロセスを簡単に示したものとも言える。
     
     野田のフロー図が示す3つのリソース領域、
     A.書きたいもの/書く動機
     B.書かなくてはならないもの(具)
     C.従うべきもの(枠や構成)
    のそれぞれについて、このブログで紹介してきた主だったツールを以下のように分類することができる。

     自分が「A.書きたいもの/書く動機」を見つける段階でとまっているならば、このリソース領域に対応したツールを使ってみるといい。
     また「B.書かなくてはならないもの(具)」について不足を感じるならば、このリソース領域に対応したツールを検討する。
     「C.従うべきもの(枠や構成)」については、論文や物語については分析した結果をフォーマットにしたものをいくつか提供している。


    A.書きたいもの/書く動機に関わるツール

     書きたいもの/書く動機を探す段階での探索は、全方位的で手当たり次第なものになる。

    「手当たり次第」をサポートするものに、ランダムネスを取り入れたツールがある。
    このブログで紹介したものについては、物書きが悪魔と契約する前に試すべき7つの魔道具 読書猿Classic: between / beyond readers 物書きが悪魔と契約する前に試すべき7つの魔道具 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加で紹介した
    ルルスのアルス・マキナやCrovitzの関係アルゴリズム、グレマスの行為者モデル(民話に共通する構造を取りだしたもの)にタロットカードを適用する
    starwars_tarot.jpg
    http://www12.atpages.jp/storytools/tarrot_no.php


    や、ラファエロの『アテネの学堂』をぶちこんだ
    ScuolaDiAtene.jpg
    http://www12.atpages.jp/storytools/Scuola_di_Atene.php


    は、いずれもリロードすれば違った組合せを示してくれる。



    他にはアイデアが降りてこないあなたを神様に助けさせる7つの道具 読書猿Classic: between / beyond readers アイデアが降りてこないあなたを神様に助けさせる7つの道具 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加で紹介した、音楽家ブライアン・イーノと画家ペーター・シュミットが開発した創造性デッキOblique Strategiesや、筆が進まなくなった物書きのためのカード・デッキThe Observation Deck

    The Observation Deck: A Tool Kit for Writers (Past & Present)The Observation Deck: A Tool Kit for Writers (Past & Present)
    Naomi Epel

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    いきなり結果を出す→今日書き終えるためのショートショートの書き方マニュアル 読書猿Classic: between / beyond readers いきなり結果を出す→今日書き終えるためのショートショートの書き方マニュアル 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加で紹介したExcelをつかった、タイトルを修飾語と名詞に分けてシャッフル/総当り組合せ法も、ここに該当する。

     またウィキペディアのおまかせ表示も意外に役立つ。
     しかし、このリソースは日頃の積み上げがものをいう。
     食わず嫌いの人へ→頭が冴え物知りになる事典の4つの習慣 読書猿Classic: between / beyond readers 食わず嫌いの人へ→頭が冴え物知りになる事典の4つの習慣 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加で紹介した、事典で引いた事項をジャーナル(日誌)として残す〈今日の百科事典〉も併用するといい。

     全方位的で手当たり次第の彷徨(うろうろ)の中で出会った/閃いたカケラを展開し、それが持つ可能性を拾い上げるのには、手塚治虫がやってたプロットの筋トレ 読書猿Classic: between / beyond readers 手塚治虫がやってたプロットの筋トレ 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加などで紹介した

    4hasei.png

    〈拡張テヅカチャート〉が役立つ。
     


    B.書かなくてはならないもの(具)に関わるツール

     書きたい方向やテーマやジャンルが決まれば、関連ある文献を集めるのにレファレンスワークに関連するツールが使える。

    ビギナーのための図書館で調べものチートシート 読書猿Classic: between / beyond readers ビギナーのための図書館で調べものチートシート 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    ビギナーのための図書館サバイバル・ガイド、他ではあまり書いてないけど大切なこと 読書猿Classic: between / beyond readers ビギナーのための図書館サバイバル・ガイド、他ではあまり書いてないけど大切なこと 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    すべての学問分野をネットで無料で探すための210個のリソースまとめ すべての学問分野をネットで無料で探すための210個のリソースまとめー新入生におくる探し方その2 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    web上のレファレンスツールを1枚にまとめてみた 読書猿Classic: between / beyond readers web上のレファレンスツールを1枚にまとめてみた 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    自宅でできるやり方で論文をさがす・あつめる・手に入れる 読書猿Classic: between / beyond readers 自宅でできるやり方で論文をさがす・あつめる・手に入れる 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    などが役に立つだろう。

    そして、これら文献検索のプロセスと成果を統合するものとして、次のツールが資料集め・資料同士の比較・資料貫通的読書などに使える

    集めた文献をどう整理すべきか?→知のフロント(前線)を浮かび上がらせるレビュー・マトリクスという方法 読書猿Classic: between / beyond readers 集めた文献をどう整理すべきか?→知のフロント(前線)を浮かび上がらせるレビュー・マトリクスという方法 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    複数の文献を一望化し横断的読みを実装するコンテンツ・マトリクスという方法 読書猿Classic: between / beyond readers 複数の文献を一望化し横断的読みを実装するコンテンツ・マトリクスという方法 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加


    (物語)
     
     物語づくりに必要な〈具〉、プロットや登場人物、舞台設定などを埋めるために次の記事で紹介したツールがつかえるだろう。

    物書きがネットを使い倒すための7つの検索 読書猿Classic: between / beyond readers 物書きがネットを使い倒すための7つの検索 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    生まれてはじめて書く人のための、小学生向け小説執筆マニュアル(手順書) 読書猿Classic: between / beyond readers 生まれてはじめて書く人のための、小学生向け小説執筆マニュアル(手順書) 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    物語作者がチラシの裏に書くべき7つの表/もうキャラクター設定表はいらない 読書猿Classic: between / beyond readers 物語作者がチラシの裏に書くべき7つの表/もうキャラクター設定表はいらない 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加



    (論文)

      論文やレポートについては、次の記事のツール(穴埋め表)が、必要な〈具〉を揃える/足りないところを明らかにするのに役立つ。

    論文に何を書くべきか→これだけは埋めろ→論文作成穴埋めシート 読書猿Classic: between / beyond readers 論文に何を書くべきか→これだけは埋めろ→論文作成穴埋めシート 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    論文は何からできているのか?それは何故か?から論文の書き方を説明する 読書猿Classic: between / beyond readers 論文は何からできているのか?それは何故か?から論文の書き方を説明する 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    何から手をつけていいか分からない人のためのレポート作成の穴埋め表:深く再利用できる読みのために 読書猿Classic: between / beyond readers 何から手をつけていいか分からない人のためのレポート作成の穴埋め表:深く再利用できる読みのために 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    文章の型稽古→穴埋めすれば誰でも書ける魔法の文章テンプレート 読書猿Classic: between / beyond readers 文章の型稽古→穴埋めすれば誰でも書ける魔法の文章テンプレート 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

     また次の記事に決まり手的な〈具〉のリストがある。

    卒論に今から使える論文表現例文集(日本語版) 読書猿Classic: between / beyond readers 卒論に今から使える論文表現例文集(日本語版) 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    論文はどんな日本語で書かれているか?アタマとシッポでおさえる論文らしい文の書き方 読書猿Classic: between / beyond readers 論文はどんな日本語で書かれているか?アタマとシッポでおさえる論文らしい文の書き方 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    こう言い換えろ→論文に死んでも書いてはいけない言葉30 読書猿Classic: between / beyond readers こう言い換えろ→論文に死んでも書いてはいけない言葉30 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加







    C.従うべきもの(枠や構成)に関わるフォーマット

     文章の構成要素の並べ方に関する記事には次のものがある。

    (物語)

    ・・これはストーリーをつくるのが苦手な人のために書いた文章です 読書猿Classic: between / beyond readers これはストーリーをつくるのが苦手な人のために書いた文章です 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加



    (論文)

     論文をリバース・エンジニアリングして構造を抽出することについては次の記事が参考になるだろう。

    100冊読む時間があったら論文を100本「解剖」した方が良い 読書猿Classic: between / beyond readers 100冊読む時間があったら論文を100本「解剖」した方が良い 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加





     

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