事業仕分けでは、その事業が必要か否か、地方に移管すべきか、などの判断をその場で出していく。仕分け先は、「不要」「民間」「国」「都道府県」「市町村」などである。
     要するに大きく分ければ「仕分け先」は、「そもそも不要」「他がやる」「うちがやる」である。

     これって「歴代の大統領」に受け継がれてきたとかいう、アイゼンハワーの「四分円法」ではないか。「四分円法」の方が、以下に見るように洗練されてるけれど。


     四分円法では机周りの占領している書類・資料を次の4つに仕分けする。
    (1)捨てるもの、(2)人に任せるもの、(3)重要なもの(自分でやるもの)、(4)特別な場所。

     何の載っていない机を四つのスペースに仕切って、右奥から順に「時計回りに」該当区分に分けてゆく。つまり

      (左奥)          (右奥)
    (4)特別な場所     (1)捨てるもの

    (3)自分でやるもの   (2)人に任せるもの
      (左手前)        (右手前)

    といった配置である。

     コツは、なるべく右側(捨てる/人に任せる)に回すこと、左側、とくに(3)自分でやるものを、少なくすること、そして4つ以外の「仕分け先」を作らないこと、である。

     「(4)特別な場所」がミソで、要するにどこにも分類できない「その他」なのだが、「その他」のまま放置しておくと「かたづかない」ままなので、「その他」の処理方法をあらかじめ決めておく。アイゼンハワーの「四分円法」では、次の二つに分けて処理する。

    (a)片づけながら、すぐに処理できるもの。メール・電話で即刻処理して終わらせる。
    (b)保管するもの。区分け作業が終わったらファイルに収納。

     結局(4-b)だと、ファイルに残ってしまうじゃないか、と思うが、これは「机の上」を片付ける方法なので、これでいいのである。

     さて、普通はここまで紹介しておしまいだが、猿ではないので、「机の上」以外に応用するできるよう、考えてみる。
     配置を改めて抽象化して、分類を座標化し、改めて意味付けしてみる。
     2×2=4分類を、ここでは「ここ/よそ」×「実施/放棄」の4分割と考え直してみた。

     右側には(よそ)で処理する分類が回る。「捨てる」「人に任せる」である。
     左側には(ここ)で処理する分類である。「すぐ処理」というのを、「ファイル処理」と「自分でやる」の中間に位置させてみた。ちょっとすっきり。

          (ここ)    (よそ)
    (放棄) ファイル行き   捨てる
         すぐ処理
    (実施) 自分でやる    人に任せる

     
     これをたとえば「アタマの中」を対象にしてみると、こんな感じになる。
    (再度、抽象化レベルを落として、目的/対象に合わせて具体的にする)。

          (ここ)    (よそ)
    (放棄) 後日調査     忘れる
        ググる+コピペ
    (実施) 考える     人に聞く

     この場合もなるべく右側(よそ)に回す。忘れてもいいものは、どんどん忘れる。
     人に聞いて済むことは聞く。
     googleで検索するだけで済むものは済ませる。必要なのは(EvernoteにでもTumblirにでもミームメモにでも)コピペしておく。
     図書館などでちゃんと調べなきゃわからないようなものは、リストにしておいて後日調査。
     調べりゃわかることは考えない。どうしてもというものだけ残して、それのみを自分で考える。


     さらに例えば「人生」の場合は、こんな感じである。

         (ここ)     (よそ)
    (放棄)野望リスト化    断念する
         黒歴史化

    (実施) やり切る     ゆだねる


    すべては「単純に!」でうまくいくすべては「単純に!」でうまくいく
    (2003/02/24)
    ローター・J・ザイヴァートヴェルナー・ティキ・キュステンマッハー

    商品詳細を見る


    googleブックで見ることができる該当箇所
    関連記事
    Secret

    TrackBackURL
    →http://readingmonkey.blog45.fc2.com/tb.php/107-d2f9d17c