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     ナスカピ・インディアンは、毎日どっちの方向へ狩りに出かけるかを決めるのに、戦略会議を開いたり、マーケティング・リサーチを行ったりしない。
     それどころか、情報を集めたり、過去の経験に照らして考えることすらもしない。

     彼らはある動物の肩胛骨を火にかざすことで答えを得る。
     ナスカピ・インディアンの長老は、肩胛骨にあらわれたヒビを“読み”、その神意を狩人たちに伝える。
     狩人たちは、その方向へ出かけていく。

     この方法にはいくつかの利点がある(よって現代まで生き残っている)。
     まず、この「意志決定」は、純粋な意味で個人の選択でも、集団の選択でもない。
     だからたとえ獲物が見つからなくても、誰も責められない。
     責められるとしたら、神様が責められる。

     第2に、この決定方法は、過去の狩りの影響を受けない。
     この場合、彼らが過去の狩りの結果に影響されたとすると、彼らはなんども獲物を捉えた場所へと向かい、動物という資源を涸渇させる危険がある。
     同じ柳の下にドジョウを探す愚----短期的には賢明であっても、長期的には愚かな戦略----を避けることができる。
     これは情報分析に長けた合理的人間にはすごぶる難しいことである。
     記憶は、総じてイノベーションを殺ぐものだ。

     第3に、この方法で得られた決定は、人間や集団が無意識にはまる選好や分析や思考のパターン----しばしば野生動物は、人より速くそのパターンを見抜き感じとる----にも影響を受けない。

     利点はまだまだある(間引きで引用する)。

    >4.情報が不十分なときでも、決定が下される。
    >5.代替案の間でさしたる違いがないときでも、迷わず決定が下される。
    >6.競争者が混乱する。
    >7.代替案の数が無数になる。
    >8.手順が愉快だ。
    >9.決定はいつも速やかに下される。
    >10.特別な技能が要らない。
    >11.カネがかからない。
    >12.その過程にケチのつけようがない。
    >13.ファイルやその保管場所がいらない。
    >14.解決にいたる論争が不要だ。
     

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