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     近代国家では、住所を持たない人々に対して、政府は何もしない。
     住所を持たない人々は、保健医療サービス、社会サービス、各種証明書の発行、職業紹介所への登録、政府からのさまざまな給付金といったものを、すべて受けることができない。

     では常在処を失い、「住所」を無くした人には、本当に何もできないのか?
     
     イタリアのローマ市はある提案を受けて、2002年2月27日、この問題に次のような、ひとつの答えを示した。

     「2002年2月27日、ローマ市は、ある通りにModesta Valentiという新しい名前をつけた。居所がないことは社会的排除の原因の一つとなるため、その通りの仮想番地を「協定上の住所」として町のホームレスのために使おうというのである。
    ホームレスは「協定上の住所」をもつことで、保健医療サービス、社会サービス、各種証明書の発行、職業紹介所への登録、市役所からの給付などを受けることができるようになる。」
    (『世界の社会福祉年鑑 2004』(旬報社刊)p.83~)

     
    「架空住所の試みを提案したカトリックの慈善団体は、「『住所の落とし穴』が行政の責任逃れを許していた」と言っている。」
    『THE BIG ISSUE JAPAN 第3号』(2003.12.4 ビッグイシュー日本 刊)p.12~ 「その名はヴァレンティ通り」


    2002年ヴァレンティ通りの開通を知らせる告知が掲載されているページ
    http://www.santegidio.org/index.php?idLng=1062&pageID=3&id=492


    ローマ市役所のモデスタ・ヴァレンティ通りのページ
    Comune di Roma Sito Istituzionale Iscrizione Via Modesta Valenti

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