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     これから、何回かに分けて辞書について書く。

     本当は、「辞書の読み方とその効用」について書こうと思ったのだが、その前に「それ以前のこと」に触れておいた方がよいような気がしたので、その辺りのことを。


     辞書を「使えない人」の典型が、「知らない言葉・事項をしらべる」だけの人である。

     知らないことについて、辞書の項目を読んでも、アタマの方には、その情報をひっかける「フック」ができていないし、「わからないことが分かった」という安心感から、アタマは「臨戦態勢」を解く。
     つまり安心した時点で、情報をとりこみ定着させるには、とても向かないモードに移行してしまう。


     知っている(と思いこんでる)言葉・事項について辞書を引くと、今言ったのと反対のことが起こる。

     辞書から新しく得るものが何もなかったら、あなたの知識の深さと広がりを寿げばいい。
     しかし多くの場合、辞書にはあなたが知っていること以上の情報が搭載されている。知っていることについて、知らないことがでてくるのだから驚く。知的好奇心がおどる。
     すでに手がかり足がかりがある情報について、そこに意外性(新奇さ)が加わるのだから、脳が覚えない訳がない。
     学ぶには、理想的なコンディションだ。つまり学習効率は最大になる。


     今回の話は、問題の所在も、その対策もはっきりしている。

    1.知っている(と思いこんでる)言葉・事項について辞書を引くべし。
      英語なら、中学で習うような単語は、引き甲斐がある。
      ただし「わからない」という辞書を引く動機付けがないから、人工的に辞書を引く機会を設ける必要がある。
      辞書を持って歩くのが一番オススメ。毎日、辞書を開く時間を決めるのもよい。新刊書や新書を読む時間を削っても、それだけの価値がある。

    2.知らない言葉・事項については、予想(仮説)を立ててから辞書を引くべし。
      予想は裏切られてもかまわない。むしろ、その落差がアタマを臨戦態勢にさせる。
      ただし予想には、わずかでもいいから根拠があること。無理にでもつくること。
      根拠を作るために、知識と想像力を動員すること。これが学習の足がかりを作る。

    3.辞書のページに「痕跡」を残すべし。
      知っていると思っていた言葉・事項を引いて、特に新知識が得られなかったら、自分の知識の深さと広がりを寿ごう。
      そして既知であることを確認した言葉・項目に印をつけておこう。


    さて、次回は、いよいよ「辞書を読む」話である。




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