物事は、計画通り/予定通りに進むとは限らない。
     計画を見直したり、助力が得られたりして、なんとか乗り越えることができることもある。
     だが、最終的に、計画自体を中断しなければならなかったり、放棄してしまったことがある人は大勢いるだろう。

     
     挫折を糧にするのは、難しい。
     それどころか、挫折を直視すること自体、難しい。
     思い出したくない出来事の記憶や感情が、結びついているからだ。


     しかし悪感情からの回避は、悪感情をますます憎悪させる。

    (参考)不安・恐怖の呪縛から人生を取り戻す方法/杖はあなたの代わりに歩いてはくれない 読書猿Classic: between / beyond readers 不安・恐怖の呪縛から人生を取り戻す方法/杖はあなたの代わりに歩いてはくれない 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
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     挫折を糧に養分にして成功を導く切り替えの方法は、次のとおりだ。

    1.昔の日記や日誌、手帳、カレンダーを用意する。
     計画をはじめた/おもいついた頃の日記や日誌、手帳を用意する。
     そうしたものが何もないなら、古いカレンダーを用意しよう。
     紙でなくても良い(パソコン上で昔のカレンダー表示できるものはたくさんある)が、紙に印刷した方が、都合がいい。

    2.紙切れをたくさん用意する

    3.「タイムマシン」に乗る
     日記、日誌、手帳、カレンダーを見ながら、当時あったことを思い出そう。
     日記、日誌、手帳の書き込みが手がかりとなる。
     何も書いてないカレンダーの場合は、その当時の年齢と所属を調べて、カレンダーの隅に書き込み、その年なら、その月なら、月初めなら、月の終わりなら、どういうことをしていたかを、手がかりにする。

    4.時間を進めていく
     日記、日誌、手帳、カレンダーをめくりながら、時間を進めていく。
     次第に感情的な抵抗を覚えるところまでくる。挫折の日は近い。
     苦しくなり、進めなくなって来たら、そこで止まる。

    5.書きなぐる
     「何が悪かったか」を紙切れに書きなぐる。1枚に1項目ずつが原則。
     書きなぐることで、気持ちが落ち着いたら、4.に戻って時間を進める。

    6.4.と5.を繰り返す

     繰り返すと、感情の波は小さくなってくる。
     挫折をいくらか冷静に眺めることができるようになっていく。
     そして殴り書いた紙切れは増えている。

    7.3つの箱に分類する

     時間が「現在」までたどり着いたら、殴り書いた紙切れを、3つの箱に分類する。

    (1) 1つ目の箱(紙)には「他人に由来するもの」と書く。そして細分化された問題のパーツの中で「他人に由来するもの」に当てはまるものを入れていく(ポストイットなら紙に貼り付けていく)。

    (2) 2つ目の箱(紙)に「事実」と書く。そして細分化された問題のパーツの中で「事実」に当てはまるもの、たとえば「締め切りが12月1日」といった既定事項など、を入れていく(貼り付けていく)。《締め切りを決めた人》は、3.で出てきた「他人に由来するもの」に分類して、そっちへ入れる。「事実」には、人や人のやった行為自体は入れない。

    (3) 3つ目の箱(紙)には、自分の箱を書く。そして細分化された問題のパーツの中で「自分に由来するもの」に当てはまるものを入れていく。

    (4) 1つ目の箱(紙)「他人に由来するもの」の中身をざっと見て、丸めて捨てる(イメージの中でそうしてもいいし、紙に張り付けたり書き出した場合は、その紙を丸めて後ろに放り投げる)。なんとなれば、この中に入っているものは、自分ではどうしようもないものだからである。

    (5) 同様に、2つ目の箱(紙)「事実」も、ざっと眺めて、丸めて捨てる。この中に入っているものも、自分ではどうしようもないものだからである。

    (6) おそらく、数としては一番すくないであろう、3つ目の箱(紙)に入るものこそ、希望である。自分が変えることができるのは、自分だけだからである。
     他人も変わるが、それは他人の都合や動機付けで変わるのであって、こちらの願いによって/応じて変わるのではない。強いて言えば、自分の行動が変化することによって、他人の行動が変化する可能性がある。
     そして、この箱に残ったものこそ、挫折経験から得たエッセンスである。

    8.もう一度「タイムマシン」に乗る

     3つ目の箱に入った紙切れを熟読して、もう一度、日記、日誌、手帳、カレンダーの「タイムマシン」に乗る。
     一回目と、同じ時点から始め、時間を進めていく。
     2度目なので、さっきより早く進んでいけるだろう。
     3つ目の箱の紙切れのいずれかが、ポイントになる時点にさしかかったら、それがどういう場面かを紙切れに書き込もう。

    9.成果を転記し、持ち歩く
     2度目の「時間旅行」が終わり、書き込みが入った3つ目の箱の紙切れに書いてあることは、普段目にするところに転記しておく。
     特に、何かを計画するときは、座右に置いておく。
     格好よくはなくても、自分の経験から抽出された、よそ事でない言葉だ。
     
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