能力に応じて昇進が左右される組織があるとする。

    このような組織において、ある役職(ヒラを含む)にある社員は、

    ・その役職において有能であれば、さらに昇進する。
    ・その役職において無能であれば、そこで昇進しない。

     つまり任意の社員は、有能である限り昇進するが、新たについた役職において無能であればその役職のままである。

     したがって、組織全体を見ると、任意の社員は、彼が無能であるところの役職に定着する(相対的に長い期間いる)ことになる。

     しかも、無能な役職に定着する期間は、昇進システムが効率的であればあるほど(昇進に費やす時間が短い分)、長くなる。

     これをピーターの法則と呼ぶ。


    《結論》
     能力に応じて昇進が左右される組織では、「無能な社員」の割合は、あらゆる役職で増加する。
     また昇進システムが効率的であればあるほど、「無能な社員」の割合は増える。




    Pluchino, Alessandro; Rapisarda, Andrea; Garofalo, Cesare (2009), “The Peter Principle Revisited: A Computational Study”, ArXiv, http://arxiv.org/abs/0907.0455

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