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     ある友人がこれを読んでみて、「普通この世代の人の対談って読めたもんじゃない」のだが、この思想家(じじい)=レトリシアンの「絶倫」ぶりに、「彼我の差が悲しくなった」のだそうだ。このヨーロッパ精神史の大家がくどいくらいに「レトリック」の問題を強調したのを思い起こす度に、あの「文学的」というやつのうさんくささを思わずにはいられない。

     さて友人の話には続きがあった。その「彼我の差」という奴だが、(そればかりじゃないが、と前提付きで)、林達夫を見て、ぼくらに欠けているのは「芝居とイタリア」だろう(そしてこのふたつは同じものだ)、というのだ。
     これが吉田健一だったら「詩とイギリス」(そしてこのふたつは同じもの)だろうし、桑原武夫なら「フランスと啓蒙」(そしてこのふたつは同じもの)だろうし、[だんだんひどくなるな(笑)]、泉井久之介なら「ラテン語と弁論術」(そしてこのふたつは同じもの)だろうし、柄谷行人なら「ヒューモアと唯物論」(そしてこのふたつは同じもの)[こりゃただのオチだな]。





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