検索オプションや演算子の紹介や「辞典になる」「電卓になる」みたいな機能紹介は省く(これについては、googleのヘルプか、たとえばここhttp://search.web-sun.com/g_help.htmlを参照)。

     以下では、基本の考え方と、それを受けて、では具体的にどう検索するかを、いくつかの事例をつかって簡単に説明する。

     どれも知っている人には当たり前のことばかりだが、このあたりのことをまとめたものは意外に少ないようなので、メモ代わりになるようにまとめてみた。

     まとめたのは最低限のものであって、取り上げるべき事項は他にもいろいろあるだろうが、簡素なのがウリということで。

     考え方は、googleで検索するときだけでなく、調べもの全般に用いることができると思う。



    1.(基本)「○○について××が知りたい」→検索語「○○ ××」

    [例]富士山の高さが知りたい

    (考え方)
    →富士山の高さが知りたい→「富士山」(○○)について「高さ」(××)が知りたい→検索語「富士山(○○) 高さ(××)」

    (探し方)
    「富士山 高さ」でググる



     探しものは、〈何〉について〈どんな側面〉が知りたいかを明確にするところから始まる。
     上の例で言えば〈何〉は「富士山」であり、〈どんな側面〉は「高さ」である。



    2.(絞り込む)何の一種かを考えて、キーワードに加える

    [例]学校の聖堂にかけてあった子供がお祈りしている絵のタイトルが知りたい

    (考え方)
    →画像検索を使おう→聖堂にあった絵だから英語で検索→検索語「child」「pray」→探しているのは絵画の一種だから「painting」や「fine art」をキーワードに加えて絞っていく

    (探し方)
    「child pray fine art」でgoogle画像検索



    ちなみにこの事例で探していたのはこの絵。

    child_prophet_samuel_in_prayer-400.jpg

    The Infant Samuel (circa 1776)
    Joshua Reynolds
    Musee Fabre, Montpellier, France
    Tate Britain, London, United Kingdom



    3.(広げる)関連語を使って表現のゆれに対処する

    〈追記〉残念ながらこの機能は利用できなくなったが、現在は自動的に関連語についても検索してくれる
     
    (参考)Google Kills Tilde Search Operator


    [例]ソクラテスが言ったという「近頃の若者は年長者を敬わない」とかいう言葉を探す

    (考え方)
    →(とりあえず英訳を探すとして)「若者」に当たる語としてyouthをつかうかyoungをつかうか、はたまたchildか、それともkidsか迷う。「敬わない」もdisrespectかdon't obeyかいろいろ迷う。→思いつく限り「|」(「または」を意味する)で区切って並べる。

    (探し方)googleの関連語検索を使う。検索語の前に「~」(チルダ)をつけると関連語を含めて検索できる。
    「~child」なら「child」の他に、「boy」「girl」「baby」「kids」「young」などでも検索してくれる。

    「~child ~disrespect ~elder socrates」でググる




    いまは自動的に関連語についても検索してくれるので
    child disrespect elder socrates」でググっても大丈夫


    どんな関連語を使ってくれるのか確かめたい場合は「~」と「-」を組み合わせる。これで関連語だけの検索結果を出してくれる。

    「~child -child」でググる



    3’.数字があやふやな場合は、範囲を指定して検索する

    [例]キングコングは何年に制作された映画か?

    (考え方)
    →映画なんで多分20世紀に入ってからだろう。カラーじゃなかったので20世紀前半か?

    (探し方)
    →googleの数字範囲指定を使う。1900から1950の間の数字を指定するには「1900..1950」とする。

    「King Kong 1900..1950」でググる






    4.(推測する)探しているものがどんな形で出現するかを推測して検索

    [例]江戸時代の一両は今のお金に換算するといくらぐらいなのか?

    (考え方)
    →答えは「一両は今の○○」という形をしているはず

    (探し方)
    「一両は今の」でググる





    [例]画像のPNG形式の「PNG」は何と読むのか?


    (考え方)
    →答えは「PNGは○○と読む」という形をしているはず

    (探し方)ワイルドカードを使う。「 * 」の部分を任意の文字に置き換えて検索してくれる。
    →「"PNGは* と読む"」「"PNGは*と発音する"」でググる
    →「"PNG is pronounced*"」「"*pronounce PNG as *"」でググる



    ※語順も大事なので「""」(クォーテーションマーク)で囲んでフレーズ検索する。


    [例]「血を吸う」を英語でなんというか?

    (考え方)誰が血を吸うのかを考える→蚊mosquitoや吸血鬼vampireが血bloodを吸う→答えは「mosquito ○○ blood」「vampire ○○ blood」となるはず(○○のところに動詞「(血を)吸う」がでてくるはず)

    (探し方)
    →「"mosquito * blood"」でググる



    5.(推測する)探しているものがどんなページにあるかを推測して検索

    [例]柚子ジャムの作り方(レシピ)が欲しい

    (考え方)
    →ジャムだから材料に砂糖は要るはず→レシピだから、材料名の他にグラム数が入っているはず

    (探し方)
    「柚子ジャム 砂糖 グラム」でググる




    [例]公共経済学の教科書のオススメは?

    (考え方)
    →公共経済学の教科書を使うのは?→大学の授業→大学のシラバス(授業概要)のページに欲しい情報はあるのでは?

    (探し方)siteオプションを使って検索するドメインを大学・教育機関に限定する
    「"公共経済学" 教科書 シラバス site:ac.jp」でググる





    [例]欧文の文献を引いた「近頃(最近)の若者は」の記事

    (考え方)
    →欧文の文献リストに使われる表記が出ているはず

    (探し方)
    →例えば多数の著者がいる場合に用いられる"et al."が入っているページが求めるもの

    「"近頃の若者は"|"最近の若者は" "et al."」でググる





    (参考)
    GoogleGuide making searching even easier

    ・(上記サイト内のチートシート)
    Google Guide Quick Reference: Google Advanced Operators (Cheat Sheet)


    (関連記事)
    Googleで片付かない捜しものチートシート 読書猿Classic: between / beyond readers Googleで片付かない捜しものチートシート 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

    「4つの型」で理解する、調査/探索の基本と応用 読書猿Classic: between / beyond readers 「4つの型」で理解する、調査/探索の基本と応用 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

    自宅でできるやり方で論文をさがす・あつめる・手に入れる 読書猿Classic: between / beyond readers 自宅でできるやり方で論文をさがす・あつめる・手に入れる 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

    図書館となら、できること/最近の若者は…… 読書猿Classic: between / beyond readers 図書館となら、できること/最近の若者は…… 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加




    FC2ノウハウ
    関連記事
    Secret

    TrackBackURL
    →http://readingmonkey.blog45.fc2.com/tb.php/444-ca0cfd71