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     以前、著作権切れでネットで見ることができる、往年の(日本の)英語参考書の記事を書いた。

    日本人が英語ができた時代→ネットで読める至宝の英語参考書 読書猿Classic: between / beyond readers 日本人が英語ができた時代→ネットで読める至宝の英語参考書 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

     今回はその世界篇である。
     扱っている言語と書かれた言語の範囲を拡大するつもりだったが、古典語 (ラテン語、古代ギリシア語、、サンスクリット語)だけで結構な分量になったので、ここまでで一区切りする。

     古典語の場合、目的の言語の方は日々新語が現れたり用法が変化したりといったことがないので、それを学ぶテキストの方も随分以前から版を重ねる往年の名著が長い間〈現役〉であったりするという事情も、今回の企画にふさわしい。

     これらの著作権より長い寿命の名著たちは、今日ではインターネットに接続できれば、誰もが自由に見ることができる。

     けれど、全文検索の時代にあってもいよいよ当てはまる、プラトンが対話篇『メノン』で取り上げた〈探求のパラドックス〉=「探しているものが何か知らなければ、そもそも探しようがない」に阻まれて、すぐ手に入るところにあっても〈知らない〉なら、そのままである。
     
     逆に言えば、なんというテキストが存在していることをただ知りさえすれば、googleにその名前を放り込むだけで、〈探求〉はほとんど完了してしまう。
     蛇口のところにまで、水は来ているのである。
     
     以下のリストは、上記のようにして探し当てたテキストのリストである。
     少しだけあなたの時間が節約できるように、テキストへのリンクを貼ってある。
     

    ラテン語

    Macmillan's shorter Latin course
    http://openlibrary.org/works/OL7513845W/Macmillan's_shorter_Latin_course

     まずはラテン語の往年の入門書。 初版は1886年。以来、版を重ねた。1975年版で勉強したという人がいるから100年近く生きながられたことになる。
     「漱石山房蔵書目録」の中にもこの書が見え(ラテン語関係の漱石の蔵書は、これとCassell's Latin Dictionaryしかない。『文学論』の序に「在学三年の間はものにならざるラテン語に苦しめられ、ものにならざるドイツ語に窮し…」とあるのは、謙遜でもなんでもなく単なる事実のようだ)、加藤周一も戦争中この書を丸暗記して勉強したという。
     千野栄一『外国語上達法
    外国語上達法』 (岩波新書 黄版 329)で、よい学習書はどんな本かの問いに、S先生(これは木村彰一のことらしい)が答えて挙げているのが、ケーギの古代ギリシア語(後述)とこのマクミランである。
     初級の教科書らしいつくりで、練習問題が多く、徐々にそして確実にラテン語の実力がつくように工夫されている。
     簡約版でないものは以下。

    Macmillan's Latin course
    http://openlibrary.org/works/OL7513844W/Macmillan's_Latin_course





    Allen and Greenough's New Latin Grammar for Schools and Colleges
    http://www.textkit.com/learn/ID/109/author_id/42/

    (オンライン版)http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.04.0001

     1903年刊行で古典的なものだが、現在でも広く使われている。初級の教科書や文法書では触れていない事項を調べるレファレンスとして貴重。
     著作権切れの名著を安く出版してるDover社からペーパーバック版が廉価で出ているが、膨大なギリシャ語・ラテン語の古典語テキストを公開しているタフツ大学のPerseusプロジェクトで、オンライン版が使える。


    Allen and Greenough's New Latin Grammar (Dover Language Guides)Allen and Greenough's New Latin Grammar (Dover Language Guides)
    (2006/02/10)
    James B Greenough、J. H. Allen 他

    商品詳細を見る






    Gildersleeve's Latin Grammar
    http://openlibrary.org/works/OL1528663W/Latin_grammar

     ラテン語は、他の古典語に比べて語形変化はましだけれど、文章を読み書きするのに必要な統語論(syntax)が分厚い。語形変化が複雑なギリシア語よりも、読めるようになるにはラテン語の方が実は大変である。
     古典語必修の時代と違って、初級書がキャッチーなスタイル(そして少ない情報量)に傾きがちな分、ただでさえ分量の多い中級の学習量を増やすことになる。
     中級レベルでは、1895年刊行のこのGildersleeveが必習(最近のものだとRubenbauer-Hofmannの下の本になる)。独習するには相当な根気が必要だが、これもDover社からペーパーバック版が廉価で出ている。


    Gildersleeve's Latin Grammar (Dover Language Guides)Gildersleeve's Latin Grammar (Dover Language Guides)
    (2009/01/19)
    B. L. Gildersleeve、G. Lodge 他

    商品詳細を見る







    Grammatik der lateinischen Sprache
    http://www.archive.org/details/grammatikderlat01grotgoog

     中級の上、研究者レベルの詳解文法では、下のKühnerのAusführliche Grammatikがあるが、それ以前の定番のラテン語詳解文法として使われていたのがG.T.A. Krügerのこの書Grammatik der lateinischen Spracheがある。




    Ausführliche Grammatik der lateinischen Sprache. 1. Teil

    http://openlibrary.org/works/OL1552366W/Ausfu%CC%88hrliche_Grammatik_der_lateinischen_Sprache

    Ausführliche Grammatik der lateinischen Sprache. 2. Teil

     これがRaphael KühnerとFriedrich Holzweissigによる現在の詳解文法の定番。1982年にどちらもリプリント版がでているが、1巻目については1912年版を見ることができる。
     論文などで参照などに使えるレベルだが、中級ぐらいからでも専門をめざす人ならお勧めできる。解説も詳しめなので、中級文法書での疑問点なども解決することが多い。




    A Latin Dictionary by Lewis & Short.
    (オンライン版)http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.04.0059
    (EPWING版)http://classicalepwing.sourceforge.jp/download.html

     いわゆるルイス&ショート。GlareのOxford Latin Dictonaryが出るまでは羅英辞典の最高峰だったもの。
     タフツ大学のPerseusプロジェクトで、オンライン版が使える。
     Perseusプロジェクトで公開されているテキストを元に、膨大な作業を加えて(なんと膨大な変化形見出し付きデータと合体させたものまである、活用がわからず「辞書に載っている形」が分からなくても、辞書を引けるのだ)EPWING化されたものが、EPWING for the classicsというサイトで公開されている。iphoneなどに入れると、これまであったどんな辞書よりも軽く小さく、たとえばLoeb文庫の上で使えるのだ。素晴らしい。
     副題に"founded on Andrews' Edition of Freund's Latin Dictionary, revised, enlarged, and in great part rewitten"とあるようにフロイントの羅独辞典のアンドリュスによる新訳を土台に増補したもの。高津春繁は、フロイントの辞書はフォルチェリニの辞書の焼き直しだとすげない。
     フォルチェリニの辞書は、イタリア語で書かれた近代のラテン語辞典の嚆矢。1718年から手をつけ1753年に完成、刊行されたのは1771年で、以後ヨーロッパ各地でラテン語辞書が作られることになる。



    Ausführliches lateinisch-deutsches Handwörterbuch
    http://www.zeno.org/Georges-1913
    (EPWING版)http://classicalepwing.sourceforge.jp/download.html

     Karl Ernst Georgesによる、ラテン語辞典の、ほんとの最高峰。ゲオルゲス。
     ドイツ語のラテン語辞書は、ゲスナー(ゼミナールを大学にもちこんだあのゲスナーだ)の辞典と事典を兼ねたNovus Linguae et Eruditionis Romanae Thesaurus (1749)以来、事典の方はパウリのRealencyclopädie der Klassichen Altertumswissenschaft(1893-)に受け継がれ、辞典の方はシェラーのAusführliches und möglichst vollständiges lateinisch-deutsches Lexicon (1783)から、シェラーの辞書の改訂を依頼されたゲオルゲスへと継承された。現代の大学と諸科学を生んだドイツの古典文献学は、はんぱないのである。
     EPWING for the classicsさんは、なんとこのゲオルゲスまでもEPWING化されている。






    古代ギリシア語

    John Williams White, First Greek Book
    http://www.textkit.com/learn/ID/105/author_id/39/


     さて古代ギリシア語。こちらも入門書から始めよう。
     アメリカで出版された古典ギリシャ語の教科書の中では、おそらく最もよく用いられていた古代ギリシア語のエントリー書。
     例文や練習問題も含めて120頁でまとめてあるコンパクトさがすばらしい。




    Kurzgefasste griechische Schulgrammatik
    http://www.archive.org/details/kurzgefasstegri00borngoog
    (その英訳)
    A Short Grammar of Classical Greek: With Tables for Repetition (1902)
    http://openlibrary.org/books/OL20452349M/A_Short_Grammar_of_Classical_Greek_With_Tables_for_Repetition


     千野栄一『外国語上達法』(岩波新書)で「よい教科書」の例として、マクミランのラテン語教科書とともに紹介されるケーギ(Adolf Kaegi)の古代ギリシア語教科書。簡約版でないのは、下に載せた。
     後ろに登場する大部なSmythはたしかに充実しているが、熟読する時間がかけられない現代人に、可能な限り使えて(ここが大事)、そして可能な限りコンパクト(本文160ページ)な文法書となると、このケーギが第一推薦になる。
     原書はドイツ語だけど、見やすいレイアウトの英訳Kaegi's Greek Grammarが、またしても Dover社から千円ちょっとで手に入る。


    Kaegi's Greek Grammar (Dover Language Guides)Kaegi's Greek Grammar (Dover Language Guides)
    (2007/10/19)
    Adolf Kaegi

    商品詳細を見る


     簡約版でないケーギは以下。
    Griechisches Übungsbuch - Adolf Kaegi
    http://www.archive.org/details/griechischesbun00unkngoog

    Griechisches Übungsbuch (Volume 2) - Adolf Kaegi
    http://www.archive.org/details/griechischesbun00staigoog



    Greek Grammar For Colleges
    http://www.ccel.org/s/smyth/grammar/html/toc.htm
    http://www.textkit.com/learn/ID/142/author_id/63/
    http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus%3Atext%3A1999.04.0007&redirect=true

     Herbert Weir Smythによる、体系的かつ合理的に古典ギリシア語文法を説明した名著にして標準的文法書。
     比較的新しい註釈付原典では、特定の文法事項を説明するのに本書の項目を直接指定している。
     大部と書いたが800ページ、通読するものではなく、用法を調べるレファレンスである。
     ネットにあるのはSmythによるオリジナル版(Greek Grammar For Colleges)だが、現在出版されている版は、遺族から版権を譲り受けハーバード大学が内容を補った改訂版"Greek Grammar"(1956)である。
     Perseusプロジェクトにもあるので、オンライン上で引くように使うのがよいかも知れない。




    Ausführliche Grammatik der Griechischen Sprache
    (形態論)http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.04.0019
    (統語論1)http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.04.0020
    (統語論2)http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.04.0021

     Raphael KühnerとFriedrich Blass. によるギリシア語文法最高峰。
     どれだけ有名でもSmythは学習者用の文法書であり(ラテン語でいうとGildersleeveにあたる)、研究者レベルの文法書となると、古代ギリシア語でもやはりKühner(か、ネット上で読めるものを見つけられなかったので今回紹介されないがGriechische Grammatik(1939) By Eduard Schwyzer)になる。
     幸い、古代ギリシア語のKühnerも見つけることができた。
     これまた膨大なギリシャ語・ラテン語の古典語テキストを公開しているタフツ大学のPerseusプロジェクトで、オンライン版を使うことができる。形態論の部分を扱った1冊と統語論を扱った2分冊に分かれている。



    A Greek-English Lexicon
    http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.04.0057
    (EPWING版)http://classicalepwing.sourceforge.jp/download.html

     いわゆるLSJ(リデル&スコット)。希英辞典の最高峰。
     古典ギリシア語を学習する際にもっとも必要とされ、またもっとも権威のある辞書の一つ。
     これもタフツ大学のPerseusプロジェクトで、オンライン版が使える。
     さらに、これについてもPerseusプロジェクトで公開されているテキストを元に、膨大な作業を加えてEPWING化されたものが、EPWING for the classicsというサイトで公開されている。なんという喜び!
     



    Handwörterbuch der griechischen Sprache
    http://www.zeno.org/Pape-1880
    (EPWING版)http://classicalepwing.sourceforge.jp/download.html

     Wilhelm Papeによる希独辞書の最高峰。
     なんとこれもEPWING化されたものがEPWING for the classicsというサイトで公開されている。
     
     パーペには他にも、そのドイツ的勤勉でもってギリシア古典から固有名詞を拾いに拾ってつくったWörterbuch der griechischen Eigennamen (1875)という固有名詞辞典もあるが、これもwww.archive.orgで公開されている。
     





    サンスクリット

    Elementarbuch der Sanskrit-Sprache
    http://openlibrary.org/works/OL7586061W/Elementarbuch_der_Sanskrit-Sprache

     ゴンダ文法の邦訳が出るまでは、日本でサンスクリットの定番教科書といえば、荻原雲来『実習梵語学』(1916)だった(国会図書館の近代デジタルコレクションで見ることができる)。
     この『実習梵語学』はドイツ語の教科書の翻訳であり、原書Adolf Friedrich Stenzlerの "Elementarbuch der Sanskrit-Sprache"はその後も改訂されて版を重ねるバリバリの現役書である(なんと2003年に第19版が出てる)。練習問題も選文も豊富である。

    Elementarbuch Der Sanskrit-Sprache: Grammatik, Text W RterbuchElementarbuch Der Sanskrit-Sprache: Grammatik, Text W Rterbuch
    (2010/01)
    Adolf Friedrich Stenzler

    商品詳細を見る





    A Sanskrit Grammar for Students
    http://www.archive.org/details/sanskritgrammarf014425mbp

     Arthur A. Macdonellによる古典的なサンスクリット入門書。 簡潔に文法事項をまとめたもので、練習問題や語彙はない。 巻末に簡単なヴェーダ語文法も掲載。



    A Sanskrit primer
    http://openlibrary.org/works/OL7536174W/A_Sanskrit_primer

     初版は1885年。Edward Delavan Perryによる、版を重ねた大ロングセラー。いわゆるペリー文法。
     のっけからデーヴァナーガリー中心。 トレーニング形式(文法順じゃない)の上に文法索引が文法のリファレンスには不便だが、 各課ごとに新出語彙+解釈練習問題+作文練習問題があり、巻末にはすべての語彙集があるという、今では当たり前だが当時は珍しかった、 入門書に求められる要件をすべて満たした本。
     インドでのリプリント版がお安く(1000円未満)手に入る。

     
    Sanskrit PrimerSanskrit Primer
    (1986/08)
    Edward Delavan Perry

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    Sanskrit Grammar
    http://en.wikisource.org/wiki/Sanskrit_Grammar
    http://www.archive.org/details/sanskritgrammari00whituoft

     William Dwight Whitneyによる、いわゆるホイットニー文典。
     副題に「Including both the Classical Language, and the older Dialects, of Veda and Brahmana」とあるように、古典サンスクリットのみならず、ヴェーダ語まで幅広く正確に詳細に記述している古典的文典。
     一通り文法を終えた人がリファレンス用に使う本。
      後述のサンスクリットの定番リーダーであるランマンは注の中でこの文典を参照しているので、ぜひそろえたい。 最近では、オリジナル版の他にインドのリプリント版が安価で手に入るが、ネットでも見ることができる。



    Lanman's Sanskrit Reader
    http://www.archive.org/details/LanmansSanskritReader

     Charles Rockwell Lanmanによる、世界でおそらく最も広く読まれてきた、サンスクリットの定番読本(リーダー)、いわゆるランマン。
     本文100ページに対して、300ページの語彙・解説がつき、必要に応じてホイットニー文典のどこを参照すべきか示してある。




    The Student`s Guide to Sanskrit Composition
    http://www.archive.org/details/StudentsGuideToSanskritComposition-VsApte1925http://www.payer.de/apte/apte000.htm

     サンスクリットのような古典語は、語形変化が複雑なので、ともすると語形変化の話(形態論)で文法書が終わってしまい、文章を正しく読み書きするのに必要な統語論(syntax)の知識は別の本で、という事になる。
     サンスクリットでは、34歳で夭折したインドの天才的梵語学者アプテ(Vaman Shivaram Apte)による、この文論が最も評価が高い。
     



    Sanskrit syntax
    http://openlibrary.org/works/OL1260358W/Sanskrit_syntax

     J. S. Speyerによるこちらは、アプテの文論と並んで古くから読まれてきたサンスクリットの文論。箇条書になっていて欄外に項目名が書いてあるので参照しやすい。
     サンスクリットの単語や例文についてはデーヴァナーガリーだけである。
     この本を主要なネタ元としてわかりやすくかみくだいたのが二宮陸雄『サンスクリット語の構文と語法 印欧語比較シンタックス』。この人の本業は医者なのだが、そういえば唯一にして最高のリグ・ヴェーダ専門辞典Wörterbuch zum Rig-Veda, Wiesbadenを作ったHermann Grassmannは、グラスマン代数に名を残す数学者だった。

     
    サンスクリット語の構文と語法―印欧語比較シンタクスサンスクリット語の構文と語法―印欧語比較シンタクス
    (1989/07)
    二宮 陸雄

    商品詳細を見る





    The Roots, Verb-Forms and Primary, Derivatives of Sanskrit Language
    http://www.archive.org/details/rootsverbformspr00whitrich
    (オンライン版)http://www.language.brown.edu/Sanskrit/whitney/

     フランス語やラテン語やギリシア語みたいなやたらに動詞が複雑な活用をする言語では、 動詞変化表だけで1冊の本になる、とよくいうが、大抵の場合、実際にそういう本がある。
      サンスクリットにももちろんあって、これは先に触れたWhitneyの文典の補遺にあたるもの。
     紙の本では、変化形でひけるようになっていないが、www.language.brown.eduのサイトは、この活用表本を検索できるようにしたもの。



    A Sanskrit-English dictionary etymologically and philologically arranged with special reference to cognate Indo-European languages
    http://openlibrary.org/works/OL311747W/A_Sanskrit-English_dictionary_etymologically_and_philologically_arranged_with_special_reference_to_cognate_Indo-European_languages
    (オンライン版)http://www.sanskrit-lexicon.uni-koeln.de/scans/MWScan/tamil/index.html
    (EPWING化)http://www.pup.waiwai-net.ne.jp/~iwaihiro/Mwsedictk/

     いわゆるモリエル(著者Sir Monier Monier-Williamsはイギリス人なのに日本では何故か「モニエル」)。世界中で最も使われているサンスクリット辞典。 見出しのみデーヴァナーガリー( ローマ字併記)で、例文などはローマ字。
     渡辺照宏『外国語の学び方』(岩波新書)に「これ(モニエル)よりも小さい辞典ではじきに役に立たなくなります〉とある。
     仏教関係の語彙まで収録しており、メジャーな文献ならこれ一冊で読むことができる。
     これもEPWING化されているものを公開しておられるサイトがある。多謝。




    The Practical Sanskrit-English dictionary containing appendices on Sanskrit prosody and important literary and geogrpahical names of ancient India
    http://openlibrary.org/works/OL315578W/The_Practical_Sanskrit-English_dictionary_containing_appendices_on_Sanskrit_prosody_and_important_literary_and_geogrpahical_names_of_ancient_India
    (オンライン版、例文なし)http://www.aa.tufs.ac.jp/~tjun/sktdic/

     34歳で夭折したインドの天才的梵語学者Vaman Shivaram Apteによる辞典。
     モリエルとならんで広く使われるが、 文学からの引用が非常に豊富で、古典文学を読む場合にはモリエルより便利。
      序文によるとモリエルの辞書はとてもよいものだけれど値段が「禁制品の如く高く、サンスクリット読者の最も普通の要求の多くにも合致しない」ために、この辞書を編んだとのこと。
     サンスクリットはすべてデーヴァナーガリーで表記され、ローマ字化されていない。




    Sanskrit-Wörterbuch herausgegeben von der Kaiserlichen Akademie der Wissenschaften
    (vol.2) http://www.archive.org/details/sanskritwrterb02bhuoft
    (vol.3) http://www.archive.org/details/sanskritwrterb03bhuoft
    (vol.4) http://www.archive.org/details/sanskritwrterb04bhuoft
    (vol.5) http://www.archive.org/details/sanskritwrterb05bhuoft
    (vol.6) http://www.archive.org/details/sanskritwrterb06bhuoft
    (vol.7) http://www.archive.org/details/sanskritwrterb07bhuoft

     Otto Böhtlingk & Rudolph Rothによる世界最大の全7巻の梵語辞典。専門的に研究する場合には必携。勿論現役。これも非常に高価だったが最近ではペーパーバック版もある。
     http://www.archive.org/では、なぜか第1巻が見当たらない。




    Sanskrit-Wörterbuch in kürzerer Fassung
    (vol.1-4)http://www.archive.org/details/sanskritwrterb01bhuoft
    (vol.5-7)http://www.archive.org/details/sanskritwrterb05bhuoft

    上記の7巻本から、用例を削除してコンパクトにし使いやすくした簡約版。


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