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     小論文を書かなきゃならなくなって、急に「評論用語」を詰め込もうという人がいるけれど、そうした抽象語のコアになる部分は、実のところもっとずっと以前に登場している。

     学校でいえば、すでに授業の説明や教科書の記述にもよく出てくる。
     先生の言うことが分からない、教科書に書いてあることが分からない、とすれば、そうした抽象語のコアになる部分が分からなくなっていることが多い。

     しかし、この抽象語のコアになる部分は、それほど多くない。せいぜい60〜70語くらいだ。

     さて学習の場面に頻出の、抽象語のコアになる部分を抜き出して、さらに小学1〜2年生でもわかる日常語から、どのように展開/発展してきたものかを図解した表がある。

     たとえば「推論」ってどういうこと? と思ったら、「〜だろうと思う」に、
     あるいは「認識」って何よ? と思ったら、ああ元は「わかる」なのかと、確かめることができる。 

     これから抽象語を学ぶことになる若い人はもとより、難しい話が苦手な大人や、すでに抽象語を学び使っている人も見ておいた方がよいように思うので、紹介してみる。

    なお、
    ひらがなで書かれた言葉は、日常生活で使われている語、
    表の前半は〈対象について使われる言葉〉、後半は〈人間の知的活動について用いられる言葉〉である。
    また、学年の区分は大まかなものである。




    児童研試案 学習「論理語イ」一覧表
    (武部優子、1963年)


    一年 二年 三年 四年 五年 六年 中学
      たち   性質     本質
    きまり       法則    
            あらわれ 現象  
        ありのまま     現実  
            くいちがい 矛盾  
        はたらき   作用   機能
        くみたて しくみ 構造 組織  
        もとになる   根拠    
    ので もと おこり 原因      
    したら     結果      
    とすれば       条件    
    だって
    だから
    わけ   理由      
      つながり 関係      
    ある         存在 実在
    うまれ       発生    
      そだち       発展  
    かわり   交代   変化    
    しる     知識      
    わかる       理解   認識
    おもいうかべる     くうそう 想像   表象
    おぼえる       記憶    
    ことば           概念
    ほんとう   正しい     真理
    真実
     
    うそまちがい       あやまり   虚偽
        とくべつ     特殊  
    みんな 全体     一般    
    べつべつ それぞれ   部分   個別  
      ぜったいに         絶対
    じぶんの考え         主観  
      じっさい   じじつ   客観  
    りくつ         論理  
    やりかた しかた   方法      
    のために めあて   目標      
      ねらい   目的      
    わける     分類 分析    
    まとめ       総合    
        ぬきだす     抽象  
      ありのまま たとえば   具体    
            かりに 仮定 仮説
            まえおき 前提  
    くらべる     比較      
    おなじ           同一性
      みわける みきわめる   判断
    判定
      断定
               
    そうだ       肯定    
    そうじゃない       否定    
        だろうと思う     推定 推理
    推論
          つまり
    けっきょく
      結論  
    だという         主張  
        つくりかえ       変革


    (各語にYahoo辞書へのリンクをつけました。意味の確認などにご利用ください)



     この表のちゃんとしたやつは次の本のp.84-85にあります。
     漢字を学ぶhow to(学び方)からwhat to(学ぶべき漢字)およびwhy to(学ぶべき理由)まで網羅した本です。


    たのしく学ぼう漢字―子どもの瞳が輝く授業たのしく学ぼう漢字―子どもの瞳が輝く授業
    (2003/07)
    田村 利樹、乗木 養一 他

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