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    文庫でここまで読める、フランス現代思想の90冊 読書猿Classic: between / beyond readers 文庫でここまで読める、フランス現代思想の90冊 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加
    のはてブコメントに「1冊1分で読む方法を」というのがあったので、少なくない人にとってはほぼ常識に属する話だろうけれど、当たり前の話ほど〈外の人〉には分かりにくいという話もあるから、どんな本でも決めた時間で(30分間なら30分間で)読む方法について少し書く。
     

     どんな本でも30分間で読める理由は、ほとんどトートロジーに近い。
     タイムド・リーディングなどと呼ばれたりするが、方法はシンプルこの上ない。
     

     1冊にかける時間を(30分間なら30分間に)決めて、その時間内に読んでしまう。
     読めない場合も、そこで(30分間なら30分間で)本を閉じる。
     読み残しがあっても、心残りがあっても、(少なくともその日は)決してその本を開かない。
     

     これだけ。

     ひとつだけ付け加えるなら、決めた時間の範囲内で、できるだけ満足度が高くなるように、たとえばどこをどれくらい時間を配分するか考えて読む。
     慣れないうちは最初の5分間ほどを、時間配分や読む箇所や読む順序を考える作戦タイムとするといい。
     
     すぐ分かるように、これは技術と呼ぶべきものではない。
     むしろ習慣とするもので、1冊にかける時間は毎日、最初に決めたのと同じ時間(30分間なら30分間)にする。
     もちろん、このワーク以外の読書はいつものように好きにしていい。
     
     当然のことながら、

    ・1冊10分で読める本を/読める人が、30分かけることにしても仕方がない。
    ・小説のような、シーケンシャル(最初から順番)に読むことを予定/期待するものには向かない。
    ・目次が充実した本は、読む箇所や読む順序を考える作戦が立てやすい

     
     理想的なのは、通勤/通学の交通機関の内で、ある駅からある駅までに1冊読む、という風に、始まりと終わりの時間が外的に決定されるようなスケジュールを組むことである。


     このワークの効用としては、

    ・読書についての集中力が増す
    ・読書モードのスイッチのオン・オフができるようになる
    ・要点のつかみ方、探し方が上達する
    ・読書の実効速度が一目瞭然に分かる
    ・日々、読書の上達が自覚できる(速度も内容把握度も)
     (呼んだページ数と満足度を記録すると良い)
    ・読書の計画が立つようになる
    ・読まなくていい箇所や読まなくて良い本の判断がつくようになる
    ・読める冊数が増える
    ・「これは30分ワークで読むのに回そう」と考えるようになる






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