人生について知るべきことは、すべてフョードル・ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』の中にある、と彼はいうのだった。そしてこうつけ加えた。「だけどもう、それだけじゃ足りないんだ」
     He said that everything there was to know about life is in "The Brothers Karamazov," by Fyodor Dostoevsky. "But that isn't enough anymore," said Rosewater.

    (K.ヴォネガット『スローターハウス5』)

    カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)
    ドストエフスキー,亀山 郁夫

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    スローターハウス5 (ハヤカワ文庫SF ウ 4-3) (ハヤカワ文庫 SF 302)スローターハウス5 (ハヤカワ文庫SF ウ 4-3) (ハヤカワ文庫 SF 302)
    カート・ヴォネガット・ジュニア,和田 誠,伊藤典夫

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     時々(しかし繰り返し)ある、リクエストに真面目にこたえてみようと思う。
     
     本当のところを言えば、このリクエストにはすでに何度もこたえているのだけれど(過去記事のどれがそうなのかは、末尾に〈おまけ〉としてつけた)。
     だから今回は、今までの答え方では遠回しすぎてよく分からなかった人向けに書く。
     
     リクエストの趣旨は「そんなにたくさん読んでられるか」ということだろうから、条件として〈一冊もの〉に限ることにした。
     また選書というのは本来読み手に合わせて行うものなので、タイプ別に3種類×1冊ずつを選ぶことにした。
     すなわち〈全分野の知識の概要を提供するもの〉〈一冊で数百冊の内容を提供するもの〉〈知識としての教養でなく、知的態度としての教養を身につけるのに役立つもの〉である。
     
      


    (全分野の知識の概要を提供するもの)

    Propædia: Outline of Knowledge and Guide to The New Encyclopædia Britannica 15th Edition


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    ブリタニカ・スタディガイド―ブリタニカ国際大百科事典分野別の手引 (1975年)ブリタニカ・スタディガイド―ブリタニカ国際大百科事典分野別の手引 (1975年)


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     紙の百科事典は、物理的な制限(重さとか大きさとか)のせいで何分冊かになっていることが多いが、本当は(それらを合わせた)一冊の書物である。複数の記憶装置(ストレージ)をあたかも連続したひとつの大きな記憶装置のように使う〈仮想化〉が用いられているのだと理解すべきである。
     
     百科事典はもともと様々な分野の知識の〈要約〉を提供することを目的としている。
     加えてその項目は大抵の本よりも短い。読書は苦手だ、たくさん読むのはごめん被りたいという人にも、コンパクトな知識の要約を提供する。
     教養が「幅広い分野の知識」程度の意味なら、これで用が足りる。
     
     前にも書いた(百科事典には何が書いてあるのか? 読書猿Classic: between / beyond readers 百科事典には何が書いてあるのか? 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加)ことだが、百科事典にはあなたが〈知りたい〉ようなことは(あまり)書いてない。むしろあなたが〈知っているべき〉ことが書いてある。
     まともな本は、百科事典に書いてあるようなことは読者は知っていると前提して、それ以外/以上のことが書かれている。百科事典を引けば分かるようなことをわざわざ書いても仕方がないからだ。
     つまり、まともな書物を読むつもりなら、百科事典に書いてあるようなことはあらかじめ知っておくか、さもなくば、すぐに知ることができる(調べることができる)ようにしておかなくてはならない。
     百科事典に書いていることは、知的営為のベースになる知識という意味で〈教養〉と呼んでもおかしくない。
     
     けれども何千、何万というページ数に恐れおののく人もいるだろう。
     そんな人には、ブリタニカ百科事典に第15版(これ以降「新ブリタニカ百科事典」もしくは「ブリタニカ3」と呼ばれるようになる)から導入されたプロペディア(これなら一冊)を推薦する。
     
     第1巻におさめられたこの部分は、ブリタニカ百科事典のヘッドクウォーターとでも言うべきものであり、たとえばある項目をミクロペディア(小項目事典)とマクロペディア(大項目事典)のどちらに振り分けるかを決める際にもプロペディアが参照されている。

     Great Books of the Western Worldで西洋の古典作品を縦横無尽に活用させ機能させる主題貫通的索引(シントピコン)を作り上げたモーティマー・アドラー(『本を読む本』の著者でもある)が、その30年後、今度は世界最高峰の百科事典を〈調べ物の道具〉から〈全人類の英知の体系〉へと高めるべく、シントピコンの発展形として8年の歳月をかけ編んだのがプロペディアの中核となるOutline of Knowledge(知識の概要)である。
     百科事典に収められた全知識を体系づけ、読者が知りたいことが知識の版図のどのあたりに位置するかを俯瞰し、より深く知りたい者にはどこを読むべきか事典の記事まで案内する。
     
     幸いにして、第15版は日本で翻訳され項目の追加・改訂を行った後、「ブリタニカ国際大百科事典」として日本で発売されており、プロペディアも「ブリタニカ国際大百科事典スタディガイド」として日本語で読める。
     
    (参考記事)
    読書猿Classic シントピカル・リーディングについてみんなが誤解したままな理由:アドラー『本を読む本』 読書猿Classic  シントピカル・リーディングについてみんなが誤解したままな理由:アドラー『本を読む本』 このエントリーをはてなブックマークに追加
     
    PropaediaTable.png







    (一冊で数百冊の内容を提供するもの)

    Printing and the Mind of ManPrinting and the Mind of Man
    John Carter,Peter Muir

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    西洋をきずいた書物 (1977年)西洋をきずいた書物 (1977年)
    西洋書誌研究会

    雄松堂書店
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     1963年、印刷に関するものとしては最大の博覧会のひとつ、IPEX(International Printing Machinery and Allied Trades Exhibition 国際印刷機械及び関連産業博覧会)がロンドンで開かれることとなった。
     第11回目となるこの博覧会で、印刷術が生れて500余年が過ぎたこの機会に、その歴史を振り返り、それ以降の西洋文明がいかにこの技術に負うところが大きかったかを広く世に訴えるべきではないか、という声が大会関係者の中から持ち上がった。
     背景には新しいメディアの浸透、とくにラジオの著しい普及があった。
     このまま見過ごせば、視覚から聴覚へ、あるいは書かれた言葉から音声言語へと、我々は〈退化〉(と彼らは考えた)の道をたどる可能性が決してゼロとは言えない。より現実的な懸念として、読書する人間が減ることは、印刷/出版に何らかの形で関わるすべての人にとって〈飯のタネ〉に直結する看過できない問題だった。
     それ故、工業博覧会の側面の強い従来のIPEXからすると明らかにその域を超えた提案であるにも関わらず、この企画は強くて数多い賛意をもって迎えられ、さらには印刷業界にとどまらず、多くの人たちが賛同し参加協力することとなった。

     ローマン体の中で最も知られるあの書体Timesを生み出したタイポグラファー、スタンリー・モリソン。
     グーテンベルク以来の印刷と印刷物を回顧するのに不可欠なコレクションを蔵する大英博物館の館長兼図書館長サー・フランク・フランシス。
     その下で集められた展示品の保管と管理を指揮したハワード・ニクソン(彼はその後、ウェストミンスター・アベイのライブラリアンとなった)。
     ロンドン書誌学会会長という古書コレクターとしては最高の名誉職にいたトマス・J・ワイズによる古書偽造に対し決定的な証拠を突きつけることで名を上げた、やがて20世紀を代表する書誌学者となるジョン・カーター。
     この分野のロングセラーとなった書『Book-collecting as a Hobby(趣味としての書籍収集)』で世界中のコレクターに知られ、英国古書籍商組合や国際古書籍商連盟(ILAB)の長を歴任し、ILABの終身名誉総裁となっていたパーシィ・ミューア。
     さらに重鎮あるいは新進気鋭のタイポグラファー、ライブラリアン、書誌学者、印刷史家が集結し、この博覧会のために、書物に関するドリーム・チームが結成された。
     チームは1440年代ドイツのマインツで始まった印刷技術の歴史を示すために何を展示すべきかを検討し、選択吟味の上で、所在所蔵が確認された。その結果、決定した借用先は(イギリス国内に限っても)エリザベス女王からイアン・フレミングまで、国外では西はテキサスから東はチューリッヒにまで広がっており、チームから多くの使者が派遣され、承認を取り付け、展示品は続々とロンドンに集められた。
     すなわち、グーテンベルグが印刷した聖書の、1476年に出されたカクストンの贖宥状の、あるいは慣習法に関するブラクトンの、コペルニクス『天体の回転について』の、十進法に関するステヴィンの、デカルトの『方法序説』の、血液の循環に関するハーヴェイの、言論の自由に関するミルトンの、アメリカ独立宣言の、ダーウィンの『種の起源』の、クラウゼウィッツの『戦争論』の、キルケゴールの『あれかこれか』の、フロイトの『夢判断』の、マルクス・エンゲルスの『共産党宣言』の、リンカーンの『ゲティスバーグ演説』の……(以下略)、それぞれ最初の印刷(本)が、歴代の印刷機械とともに、展示されることとなった。
     こうしてPrinting and the Mind of Man(印刷と人間精神)と題された博覧会が、アールズ・コート・エキシビション・センターと大英博物館を会場に開催された。
     博覧会のカタログはジョン・カーター、スタンリー・モリソン、パーシィ・ミューアによって編集されたが、さらに4年後、これを増補改訂するかたちで、グーテンベルク聖書に始まる420点の〈世界を変えた〉印刷本Printed Booksを出版年順に並べた図版と解説からなる同名の書物が出版された。
     
     この書物にも幸いにして邦訳がある。
     
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    (PRINTING AND THE MIND OF MAN : Catalogue of the Exhibitions at the British Museum and at Earls Court, London 16-27 July 1963. (博覧会図録))






    (知的態度としての教養を身につけるのに役立つもの)

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    哲学の道具箱哲学の道具箱
    ジュリアン・バッジーニ,ピーター・フォスル,廣瀬 覚,長滝 祥司

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     教養を身につけるのに、何もかも知っていないといけないというのは現実的ではない(そんなことが可能なら、事典はもちろん調べ物も図書館も不要になる)。
     むしろ教養があるとは、何かを知っていることではなく、知らないものに対して適切な応じ方ができることをいうのではないか。つまり知識の多寡でなく、知的態度にかかっているのではないか。 

     しかし、残念ながらこう考えてもハードルが下がるわけではない。
     知的態度としての教養は、知識としての教養にもまして、何か一冊を読んだぐらいは身につきそうにないからである。

     それでも役に立つ書物を選ぶことはできる。
     最近、この目的用のエントリーモデルとして『知的複眼思考法』を紹介したばかりだから(新入生に何か一冊だけというならこの本をお勧めするーヘンなものにハマる前に『知的複眼思考法』を読んでおくべき幾つかの理由 読書猿Classic: between / beyond readers 新入生に何か一冊だけというならこの本をお勧めするーヘンなものにハマる前に『知的複眼思考法』を読んでおくべき幾つかの理由 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加)、ここでは別のものを推薦する。

     この本は、終始一貫して役に立つこと、実際に使えることを追求した哲学入門書である。
     その名の通り「道具箱」を企図した書物だが、紹介されるツールたちは、元々は哲学を出自とするが、多くの学問の共有財産となっているものたちである。

     議論を組み立てたり選り分けたりするのに用いる様々な道具立てが紹介され、解説されている。
     哲学者たちは、定義の明確さや論証の堅実さに意を用いてきたけれど、これらはすべての知的作業に要求されることだし、また日常的な思考や直感がつまずき窮地に陥るような状況や制約は、哲学の主戦場の一つだったから、そこから抜け出したり切り抜けたりするのに利用できる武器を調達することもできる。

     何しろ「道具箱」なのだから、この書物は一度読み通せばおしまいなのではなく、必要となるたびに繰り返しひっくり返し利用するのが本当の使い方である。


     〈教養を身につける〉ための書物をいかなる基準・方針で選ぼうとも共通するのは、読了することはあり得ないということである。



    (The Philosopher's Toolkit Contents 目次)
    1 Basic Tools for Argument 論証の基本ツール
    1.1 Arguments, premises and conclusions 論証・前提・結論
    1.2 Deduction 演繹
    1.3 Induction 帰納
    1.4 Validity and soundness 妥当性と健全性
    1.5 Invalidity 非妥当性
    1.6 Consistency 無矛盾性
    1.7 Fallacies 錯誤
    1.8 Refutation 反駁
    1.9 Axioms 公理
    1.10 Definitions 定義
    1.11 Certainty and probability 確実性と蓋然性
    1.12 Tautologies, self-contradictions and the law of non-contradiction トートロジー・事故矛盾・矛盾律

    2 More Advanced Tools その他の論証ツール
    2.1 Abduction アブダクション
    2.2 Hypothetico-deductive method 仮説演繹法
    2.3 Dialectic 弁証法
    2.4 Analogies アナロジー
    2.5 Anomalies and exceptions that prove the rule 法則を裏付ける変則事象
    2.6 Intuition pumps 直感ポンプ
    2.7 Logical constructions 論理的構成物
    2.8 Reduction 還元
    2.9 Thought experiments 思考実験
    2.10 Transcendental arguments 超越論的論証
    2.11 Useful fictions ためになる虚構

    3 Tools for Assessment 論証評価のツール
    3.1 Alternative explanations 別の説明
    3.2 Ambiguity 多義性
    3.3 Bivalence and the excluded middle 二値原理と排中律
    3.4 Category mistakes カテゴリー錯誤
    3.5 Ceteris paribus 他の条件がおなじならば
    3.6 Circularity 循環論法
    3.7 Conceptual incoherence 筋の通らない概念
    3.8 Counterexamples 凡例
    3.9 Criteria 規準
    3.10 Error theory 間違ったわけの説明
    3.11 False dichotomy 偽りの二分法
    3.12 Genetic fallacy 発生論的誤謬
    3.13 Horned dilemmas 両刀論法と角
    3.14 Hume's Fork ヒュームのフォーク
    3.15 Is/ought gap 「である」と「であるべし」のギャップ
    3.16 Leibniz's law of identity ライプニッツの同一律
    3.17 Masked man fallacy 仮面の男の誤謬
    3.18 Ockam's Razar オッカムの剃刀
    3.19 Paradox パラドックス
    3.20 Partners in guilt 共犯論法
    3.21 Principle of charity 善意解釈の原理
    3.22 Question-begging 論点の先取り
    3.23 Reductios 背理法
    3.24 Redundancy 冗長さ
    3.25 Regresses 背進
    3.26 Saving the phenomena 減少を救う
    3.27 Self-defeating arguments 自己論駁的論証
    3.28 Sufficient reason 十分な理由
    3.29 Testability テスト可能性

    4 Tools for Conceptual Distinctions 概念的区別のツール
    4.1 A priori/a posteriori アプリオリとアポステリオリ
    4.2 Absolute/relative 絶対的と相対的
    4.3 Analytic/synthetic 分析的と総合的
    4.4 Categorical/modal 定言的と様相的
    4.5 Conditional/biconditional 条件文と双条件文
    4.6 Defeasible/indefeasible 取り消し可能と取り消し不可能
    4.7 Entailment/implication 伴立と含意
    4.8 Essence/accident 本質と偶有性
    4.9 Knowledge by acquaintance/description 見知りによる知識と記述による知識
    4.10 Necessary/contingent 必然的と偶然的
    4.11 Necessary/sufficient 必要と十分
    4.12 Objective/subjective 客観的と主観的
    4.13 Realist/non-realist 実在論的と非実在論的
    4.14 Sense/reference 意義と指示対象
    4.15 Syntax/semantics 構文論と意味論
    4.16 Thick/thin concepts 厚い概念と薄い概念
    4.17 Types/tokens タイプとトークン

    5 Tools for Radical Critique ラジカルな批判のためのツール
    5.1 Class critique 階級的視点からの批判
    5.2 Deconstruction and the critique of presence 脱構築と現前批判
    5.3 Empiricist critique of metaphysics 経験主義による形而上学批判
    5.4 Feminist critique フェミニズムからの批判
    5.5 Foucaultian critique of power フーコーの権力批判
    5.6 Heideggerian critique of metaphysics ハイデガーの形而上学批判
    5.7 Lacanian critique ラカンの批判
    5.8 Nietzschean critique of Christian-Platonic culture ニーチェのキリスト教的・プラトン的文化批判
    5.9 Pragmatist critique プラグマティズムの批判
    5.10 Sartrean critique of ‘bad faith' サルトルの「自己欺瞞」批判

    6 Tools at the Limit 極限のツール
    6.1 Basic beliefs 基礎的信念
    6.2 Gödel and incompleteness ゲーデルと不完全性
    6.3 Mystical experience and revelation 神秘体験と啓示
    6.4 Possibility and impossibility 可能性と不可能性
    6.5 Primitives 原始概念
    6.6 Self-evident truths 自明の真理
    6.7 Scepticism 懐疑論
    6.8 Underdetermination 決定不全性


    (おまけ)過去記事のどこがこのリクエストに既にこたえており何の本を紹介しているのか

    とても遅い読書:10年かけて読んだ本のこと 読書猿Classic: between / beyond readers とても遅い読書:10年かけて読んだ本のこと 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

    思想のドラマトゥルギー (平凡社ライブラリー)思想のドラマトゥルギー (平凡社ライブラリー)
    林 達夫,久野 収

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     中の人にとっての読了することない書物。
     〈道具箱〉とは違うが、繰り返し読み、ここから道筋がいろんな方向へ広がっていった。



    「頭の良くなる本を教えて下さい!」「ごめんなさい」 読書猿Classic: between / beyond readers 「頭の良くなる本を教えて下さい!」「ごめんなさい」 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

    10才までに覚えておきたいちょっと難しい1000のことば10才までに覚えておきたいちょっと難しい1000のことば
    福田尚弘

    アーバン
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     ふざけたタイトルだが、全部この記事の中でこたえてしまっている気がする。

    「単純に国語力が無くて、何を読んでもよくわからない場合、その人に必要なのは、ブックリストじゃなくて、トレーニング」
    「どの本を読むかに時間をかけないと、結局表紙だけが違う同じような内容の本ばかり読むことになる」
    「人のオススメは、自分にとって『点』にしかならない」
    「次に何を読むかは、今まで読んできた本から自ずとわかるというか、決まる」
    「《次に読みたい本》が出てこないものは、読むだけ無駄」
    「知識自体がそうだが、本はスタンドアローンじゃない」



    なぜ文学に縁がなくてもナボコフの文学講義を読むべきか?大事なことだから3回言う 読書猿Classic: between / beyond readers なぜ文学に縁がなくてもナボコフの文学講義を読むべきか?大事なことだから3回言う 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

    ナボコフの文学講義 上 (河出文庫)ナボコフの文学講義 上 (河出文庫)
    ウラジーミル ナボコフ,野島 秀勝

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    「もしも読書初心者という生暖かいポジションを手放す覚悟ができたなら、真っ先に手にすべき本がある。」

     中の人にとっては、この書物は道具箱。




    古典を勧める大人は無責任だ 読書猿Classic: between / beyond readers 古典を勧める大人は無責任だ 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

    世界名著大事典〈第8巻〉著者編 (1962年)世界名著大事典 全8巻


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    8冊で2万冊分。


    この自伝がすごい/よく生きるためのリベラルアーツ書10冊 読書猿Classic: between / beyond readers この自伝がすごい/よく生きるためのリベラルアーツ書10冊 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

    告白 I (中公文庫)告白 I (中公文庫)
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    「いつも傍らにあって杖になり孫の手になり、あなたが覚えていたのより、ほんの少しだけましな自分に立ち戻らせてくれるような〈人生の一冊〉は、どうすれば見つかるのだろうか?
     言い換えれば、〈人間になる〉という教養の本当の目的に寄与し得る、語の真の意味での〈教養書〉とは、どのようにして出会うことができるのだろうか?」




    ニーチェを読む暇があったら、さっさと英語を読めるようにした方がいい 読書猿Classic: between / beyond readers ニーチェを読む暇があったら、さっさと英語を読めるようにした方がいい 読書猿Classic: between / beyond readers このエントリーをはてなブックマークに追加

     「ひいひい言って「古典」を読む時間があるなら、レファレンス・ワークを初歩でもいいからかじることをお勧めする」

     「本が読めないのは、読解力がないからでも、根気がないからでも、アタマが、いやむしろカラダが悪いからでもない。たとえ、これらすべてが当てはまったとしても、もっと大きな理由は別にある。

     つまり、その本を読む理由がないのだ。」






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