今では作家になるには新人賞をとればいいのだと一般的に思われているが、これは意外に最近になってからの話である。
     漱石も鴎外も新人賞をとらなかった(そんなものはなかった)。太宰治が世に出たのは、友人の檀一雄が金を借りて同人誌をつくってやったからだ。
     もっと最近になっても、公募制の新人賞といえば江戸川乱歩賞と新潮新人賞と群像新人文学賞くらいしかなかった時代が相当長い。我々の知る作家の多くは、新人賞を経ずに作家となったのである。
     
     新人賞の数をグラフにしてみると、80年台後半からこれまでとは異なる上昇トレンドが生じているが(『公募ガイド』はこの時期1988年に創刊した)、それとは段違いの〈新人賞爆発〉が2000年代から始まっている。

    shinzinsho.png

     増えたのは新人賞の数だけではない。せいぜい1つか2つを選ぶだけだった新人賞に対して、ライトノベル系をはじめとして大量の受賞者を生む新人賞が続々登場した。〈新人賞爆発〉の時代はまた〈新人爆発〉の時代でもある。

    shinjinsu.png


     しかし過剰供給は売れ残りの危険を抱えている。
     新人賞が増えたとしても、小説が爆発的に売れている訳ではない。むしろその逆である。


    (出典:出版物の分類別売上推移をグラフ化してみる(2013年)(最新):ガベージニュース

     
     「作家になる」ことが、端的に言えば、本を出すことだとすれば、少なくない新人賞受賞者は作家にならずに消えていく。
     数冊の本を出して打ち止めとなり、再び新人賞に応募する(そしてこれを繰り返す)人もいる。賞金の高めの賞は食えなくなったプロが集まるというのもよく聞かれる話である。
     
     応募者が最も知りたいのは、どの新人賞をとれば本が出るのか、本当の意味で作家になれるのか、についてだろう。
     
     そこで各文学新人賞の受賞者が現在までに出した小説の発刊点数を数えて、文学賞別に集計してみた。

     文学新人賞の受賞者については、 
    さっかつ−小説総合情報サイト−純文学・ライトノベル・エンターテインメント・推理・ミステリー・歴史・時代・ホラー・BL等 さっかつ−小説総合情報サイト−純文学・ライトノベル・エンターテインメント・推理・ミステリー・歴史・時代・ホラー・BL等 このエントリーをはてなブックマークに追加
    の公募新人賞受賞作・受賞作家年別まとめのデータを元にし、
    その作家の書いた本がどれだけ出ているか(発刊点数)についてはWebcatPlus Minus(http://webcatplus.nii.ac.jp/pro/)の検索結果を用いた。これだと再刊や文庫化も1冊とカウントされるし、なによりも小説だけに限らなくなるが、作家になる=本を出す、という我々の定義からそのままにした。

    (追記 2012.11.28)さっかつ−小説総合情報サイトに欠けていた、オール讀物新人賞、群像新人文学賞、文藝賞、文學界新人賞の初期(第1回めからの)の受賞作、及びオール讀物推理小説新人賞(赤川次郎、宮部みゆき、石田衣良らを輩出、西村京太郎も乱歩賞より先にこちらを受賞)の受賞作のデータを追加して、集計しなおした。



     発行点数を合計して単純に比べると、受賞者数が多い新人賞(歴史が長いもの、1回の受賞者数が多いもの)が有利となるので、受賞者一人あたり発行点数(新人賞をとった作家の発行点数の合計を受賞者数で割ったもの)でソートした。

     文学新人賞の受賞者は、森村誠一の1611冊を最高に、平均すると1人あたり9.06冊の本を出しているが、9冊以上出せる者は全体の3割に満たない。

     3割の受賞者は本を出さず、1冊だけの者を含めると、受賞者の43%を占める。


    冊数著者数累積%
    0冊のみ76430.6%30.6%
    1冊のみ31612.6%43.2%
    2冊のみ1797.2%50.4%
    3冊のみ1134.5%54.9%
    4冊のみ1224.9%59.8%
    5冊のみ943.8%63.5%
    6冊のみ702.8%66.3%
    7冊のみ662.6%69.0%
    8冊のみ552.2%71.2%
    9冊のみ461.8%73.0%
    10〜15冊1837.3%80.4%
    16〜20冊893.6%83.9%
    21〜25冊662.6%86.6%
    26〜30冊371.5%88.0%
    31〜35冊271.1%89.1%
    36〜40冊251.0%90.1%
    41〜50冊471.9%92.0%
    51〜60冊441.8%93.8%
    61〜70冊241.0%94.7%
    71〜80冊190.8%95.5%
    81〜90冊110.4%95.9%
    91〜100冊100.4%96.3%
    101〜125冊241.0%97.3%
    126〜150冊190.8%98.0%
    151〜200冊180.7%98.8%
    201〜300冊120.5%99.2%
    301〜1000冊150.6%99.8%
    1000冊以上40.2%100.0%


    1冊の本を出して得られる印税は、ゆるく計算して1500円(単行本の定価)×10%(印税率)×5000部(刷り部数)=75万円である。文庫本だと600円(文庫本の単価)×10%(印税率)×10000部(刷り部数)=60万円。実際には新人の場合は、売れた数にかかわらず印刷部数の10%ではなく、実際に売れた部数の4~8%(実売印税)であることも珍しくないし、部数ももっと少ないことが多い。つまり新人賞を得た平均的作家が印税で得られるのは75万×10冊=750万円。これで一生食べていくのはしんどい。
     有名作家が「生活にゆとりができるのは著書が100冊以上になってから」と言ったというフォークロアもあるが、ここまで来るのは新人賞受賞者のうち3%余り。


     戯れに(一人当り点数 - 平均)÷標準偏差×10+50でいわゆる偏差値を計算してみたが、ベストセラー作家を多数輩出した江戸川乱歩賞のところでメーターが振り切れてしまった。


    受賞者一人あたり発行点数上位8位の文学新人賞

    big8.png

    (タテ軸ー受賞者数、ヨコ軸ー発行点数累計、球の大きさー一人当たり発行点数)


    賞名発刊数累計受賞者数一人当たり発行点数偏差値
    江戸川乱歩賞1075967160.58133.84
    オール讀物推理小説新人賞43525382.1190.19
    海燕新人文学賞13192847.1170.72
    角川春樹小説賞191538.2065.77
    メフィスト賞17164736.5164.83
    小説すばる新人賞11343730.6561.57
    オール讀物新人賞334311529.0760.69
    群像新人文学賞26139029.0360.67
    時代小説大賞2531025.3058.59
    文藝賞259610624.4958.14
    小説現代長編新人賞3171324.3858.08
    新潮新人賞11615521.1156.26
    日本ファンタジーノベル大賞9734720.7056.03
    鮎川哲也賞5832920.1055.70
    松本清張賞3761919.7955.53
    ファンタジア大賞190210118.8354.99
    文學界新人賞308817018.1654.62
    木山捷平短編小説賞126718.0054.53
    すばる文学賞10636516.3553.62
    KAPPA-ONE登龍門147916.3353.60
    電撃大賞166310216.3053.59
    日本ホラー小説大賞7185114.0852.35
    『このミステリーがすごい!』大賞4883513.9452.27
    日本新薬こども文学賞1571213.0851.80
    北区内田康夫ミステリー文学賞3772913.0051.75
    MF文庫Jライトノベル新人賞7575912.8351.66
    スニーカー大賞7846412.2551.33
    室生犀星文学賞12112.0051.19
    小説推理新人賞1321211.0050.64
    朝日新人文学賞2062010.3050.25
    エンターブレインえんため大賞小説部門675689.9350.04
    日本ミステリー文学大賞新人賞184209.2049.64
    九州さが大衆文学賞237269.1249.59
    小学館文庫小説賞185218.8149.42
    ゆきのまち幻想文学賞6788.3849.18
    横溝正史ミステリ大賞207258.2849.13
    ちよだ文学賞130168.1349.04
    オトナ女子が本当に読みたい小説5577.8648.89
    日本ラブストーリー大賞121167.5648.73
    ジャンプ小説新人賞6087.5048.69
    ダイヤモンド経済小説大賞5277.4348.65
    メガミノベル大賞89127.4248.64
    小学館ライトノベル大賞【ガガガ文庫部門】267367.4248.64
    C☆NOVELS大賞125177.3548.61
    ロマン大賞6196.7848.29
    新潮エンターテイメント大賞5486.7548.27
    女による女のためのR-18文学賞161246.7148.25
    HJ文庫大賞234366.5048.14
    アガサ・クリスティー賞1326.5048.14
    大阪女性文芸賞2646.5048.14
    城山三郎経済小説大賞3156.2047.97
    織田作之助青春賞4986.1347.93
    GA文庫大賞226376.1147.92
    エンターブレインえんため大賞ガールズノベルズ部門152256.0847.90
    第2回ファンタジー小説大賞1226.0047.86
    アルファポリス Webコンテンツ大賞305515.9847.85
    スーパーダッシュ小説新人賞 196345.7647.73
    日本ケータイ小説大賞176325.5047.58
    小学館ライトノベル大賞【ルルル文庫部門】161315.1947.41
    日経小説大賞2555.0047.30
    坊っちゃん文学賞164344.8247.20
    幽 怪談文学賞(短編)75164.6947.13
    小学館12歳の文学賞【小説部門】84184.6747.12
    短編恋愛小説「深大寺恋物語」208464.5247.03
    銀華文学賞240594.0746.78
    角川ビーンズ小説大賞69174.0646.78
    『このライトノベルがすごい!』大賞63163.9446.71
    ダ・ヴィンチ文学賞59153.9346.71
    ばらのまち福山ミステリー文学新人賞3393.6746.56
    第2回ホラー小説大賞723.5046.47
    朝日時代小説大賞1033.3346.37
    埼玉文芸賞2373.2946.35
    岐阜県文芸祭【小説部門】67213.1946.29
    小説宝石新人賞1863.0046.19
    太宰治賞45153.0046.19
    やまなし文学賞91332.7646.05
    幻狼大賞35142.5045.91
    大阪ショートショート大賞1672.2945.79
    B-PRINCE文庫 新人大賞50222.2745.78
    創元SF短編賞34152.2745.78
    幽 怪談文学賞(長編)29132.2345.76
    地上文学賞1992.1145.69
    ショートストーリーなごや30152.0045.63
    講談社ラノベ文庫新人賞20102.0045.63
    農民文学賞212.0045.63
    ホワイトハート新人賞29151.9345.60
    京都アニメーション大賞23121.9245.59
    内田百閒文学賞1371.8645.55
    舟橋聖一顕彰青年文学賞29161.8145.53
    野性時代フロンティア文学賞741.7545.49
    らぶドロップス27161.6945.46
    ミステリーズ!新人賞25151.6745.45
    ゴールデン・エレファント賞1281.5045.35
    早稲田文学新人賞431.3345.26
    北日本文学賞33301.1045.13
    ポプラ社小説新人賞551.0045.08
    第4回恋愛小説大賞111.0045.08
    湯河原文学賞890.8945.01
    角川ルビー小説大賞780.8845.01
    短編競輪小説「京王閣競輪場物語」8120.6744.89
    東奥文学賞230.6744.89
    立川文学賞6110.5544.82
    埼玉文学賞120.5044.80
    長塚節文学賞480.5044.80
    歴史浪漫文学賞8160.5044.80
    伊豆文学賞16340.4744.78
    ポプラズッコケ文学新人賞130.3344.71
    フェリシモ文学賞5200.2544.66
    みやざき文学賞160.1744.61
    スクウェア・エニックスライトノベル大賞3240.1344.59
    江古田文学賞2180.1144.58
    阿賀北ロマン賞060.0044.52
    九州芸術祭文学賞010.0044.52
    小学館12歳の文学賞【はがき小説部門】0120.0044.52
    千葉文学賞040.0044.52
    第2回ミステリー小説大賞020.0044.52


     憲法を、その国の価値観を反映し国家のアイデンティティを表すものであって〈一国独自のもの〉である(べきだ)と考える人たちがいる※1
     
     けれども実際は、あちこちの国の憲法を比べると、違う部分よりも、似ている部分の方がずっと多い。
     しかも時代を経るごとににどんどん似ていく。
     ある憲法で起こった変化がじわじわ周囲に広がっていく。
     「憲法のトランスナショナルな起源」(The Transnational Origins of Constitutions: An Empirical Investigation)という論文※2は、空間計量経済学(Spatial Econometrics)の手法を使って、その拡散の様子と理由を分析している。
     
     その分析の元になった、第2次大戦後の1946年から2006年まで各国憲法の改正や独立した国にできた憲法を188カ国分集めて、国民の権利とその保証の仕組みを項目ごとに集計したデータセットがあって興味深いので紹介する。
     表は集計したもので、パーセンテージは、それぞれの年時点で、どれだけの国がその権利を憲法にうたっていたかを示している。
     どんな権利が世界に広がり、またどんな権利が次第に一部の国を除いて消えてきているのかが、よく分かる。


    ※1 こうした人たちにとっては、憲法をつかって国を訴えるなんて〈権利の濫用〉以外の何物でもない。「憲法は為政者を縛るルール」という立憲主義を理解しない。


    Constitutional Right
    憲法上の権利

      Political, Democratic and Accountability Rights
    I. 政治的、民主的、説明責任の権利
    1946195619661976198619962006
    Right to freedom of religion
    信教の自由
    81%88%87%88%92%95%97%
    Freedom of expression
    表現の自由
    81%86%82%83%85%94%97%
    Right to assembly
    集会の自由
    73%77%73%75%81%90%94%
    Right to association
    結社の自由
    72%74%78%77%80%91%93%
    Right to vote
    選挙権
    63%74%73%69%74%82%84%
    Freedom of press
    報道の自由
    76%75%66%65%63%77%81%
    Freedom to form political parties
    政党結成の自由
    9%16%28%26%31%63%65%
    Right to a remedy when rights are violated
    権利が侵害された場合の救済権
    17%20%27%28%35%49%53%
    Right to petition
    請願権
    64%64%43%39%40%49%50%
    Right to information about government
    政府について知る権利
    2%4%3%5%8%25%34%
    Right to compensation
    請求権
    8%12%11%13%14%23%26%
    Right to resist when rights are violated
    権利侵害に抵抗する権利
    8%7%4%4%4%15%16%
    Right to “petition for amparo”
    人身保護に対する権利
    6%8%6%6%7%7%8%
      Life, Liberty, Physical integrity and Privacy
    II. 生命、自由、身体の保全、プライバシー
    1946195619661976198619962006
    Prohibition of arbitrary arrest and detention
    恣意的な逮捕と拘禁の禁止
    76%81%81%79%81%92%94%
    Right to privacy of the home
    家庭のプライバシー権
    81%81%76%80%81%91%94%
    Right to privacy of communication
    通信のプライバシー権
    67%71%68%70%73%87%89%
    Freedom of movement
    移動の自由
    50%55%58%58%64%84%88%
    Prohibition of Torture
    拷問の禁止
    37%37%41%45%56%80%84%
    Right to life
    生存権
    33%33%38%41%51%71%78%
    Right not to be expelled from home territory
    追放されない権利
    30%33%38%44%48%70%73%
    Prohibition of slavery
    奴隷の禁止
    32%35%40%41%46%59%64%
    Right to personal privacy
    個人的プライバシーの権利
    5%5%12%17%25%47%52%
    Artistic freedom
    芸術活動の自由
    10%16%13%17%23%42%45%
    Right to establish private schools
    私立学校を設立する権利
    32%29%29%26%25%40%43%
    Freedom of education
    教育の自由
    47%45%32%27%26%34%37%
    Right to privacy of family life
    家族生活のプライバシー権
    5%4%10%13%19%31%36%
    Right to protection of one’s reputation or honor
    名誉権
    13%11%8%10%17%29%32%
    Prohibition of death penalty
    死刑の禁止
    10%9%8%9%12%20%24%
    Right to privacy of personal data
    個人情報のプライバシー権
    0%0%0%1%3%16%21%
    Free development of personality
    人格発展の自由
    0%1%8%12%11%18%20%
    Protection of rights for unborn children
    出生前の子ども(胎児)の権利保護
    0%0%1%1%6%7%8%
    Right to bear arms
    武器携帯の権利
    10%8%5%4%3%3%2%
      Fair Trial
    III. 公正な裁判
    1946195619661976198619962006
    Right of access to court (habeas corpus)
    裁判所に身柄を提出させる権利(ヘビアス・コーパス)
    68%68%64%62%64%85%86%
    Prohibition of ex post facto laws
    事後法の禁止、遡及処罰の禁止
    41%51%57%60%67%77%80%
    Presumption of innocence
    推定無罪
    8%12%31%37%49%69%74%
    Right to present a defense
    抗弁する権利
    30%37%52%57%64%69%72%
    Right to counsel
    弁護士の援助を受ける権利
    10%17%31%38%47%66%70%
    Right to public trial
    公開裁判の権利
    43%47%46%48%53%65%69%
    Prohibition of double jeopardy
    二重の危険の禁止(同一の犯罪について二度裁判を受けない)
    16%19%26%31%37%46%50%
    Right to remain silent
    黙秘権
    29%29%32%31%38%47%49%
    Right to a timely trial
    迅速に裁判を受ける権利
    8%11%18%22%31%40%47%
    Right to an interpreter
    裁判で通訳を受ける権利
    3%7%18%20%28%37%41%
    Right to “fair” trial
    裁判の公平
    2%3%16%19%25%32%38%
    Right to appeal to higher court
    控訴権
    8%8%7%7%8%20%25%
    Rights for prisoners
    囚人の人権
    10%12%9%12%10%15%18%
    Right to “due process”
    「適正手続」の権利
    6%5%5%5%8%10%13%
      Equality Rights
    IV. 平等権
    1946195619661976198619962006
    General equality clause
    一般平等条項
    70%76%85%88%92%95%97%
    Equality regardless of gender
    性によって差別されない
    14%28%45%59%71%85%86%
    Equality regardless of race
    人種によって差別されない
    17%25%49%55%63%70%73%
    Equality regardless of religion
    宗教によって差別されない
    20%28%40%42%47%60%62%
    Equality regardless of belief/ philosophy
    信条/思想によって差別されない
    5%7%21%26%35%45%49%
    Equality regardless of political opinion
    政治的意見によって差別されない
    5%4%18%22%29%45%47%
    Equality regardless of social status
    社会的地位によって差別されない
    5%9%10%17%21%37%41%
    Equality regardless of language
    言語によって差別されない
    8%9%10%12%19%36%41%
    Equality regardless of economic status
    経済的地位によって差別されない
    2%4%5%8%9%22%25%
    Equality regardless of ethnicity
    エスニシティによって差別されない
    0%0%3%8%9%20%25%
    Equality regardless of nationality
    国籍によって差別されない
    5%15%11%11%14%24%22%
    Equality regardless of place of origin
    生まれた場所によって差別されない
    0%1%14%19%26%21%21%
    Equality regardless of disability
    障害によって差別されない
    0%0%0%0%2%8%16%
    Equality regardless of age
    年齢によって差別されない
    0%0%0%0%1%5%10%
    Equality regardless of education
    教育によって差別されない
    0%1%1%4%5%8%8%
    Equality regardless of tribe
    種族によって差別されない
    0%0%8%7%8%7%8%
    Equality regardless of ancestry
    先祖によって差別されない
    0%1%3%3%4%4%5%
    Equality regardless of caste
    カーストによって差別されない
    0%1%3%4%3%3%3%
    Equality regardless of sexual orientation
    性的指向によって差別されない
    0%0%0%0%0%1%3%
    Equality regardless of hiv/ aids
    エイズによって差別されない
    0%0%0%0%0%0%1%
      Socio-Economic Rights
    V. 社会経済的権利
    1946195619661976198619962006
    Right to private property
    所有権
    81%85%81%83%87%95%97%
    Right to education
    教育を受ける権利
    64%72%60%63%65%78%82%
    Right to work
    労働権
    46%56%56%65%63%78%80%
    Right to form trade unions
    労働組合を作る権利
    24%35%49%48%48%67%71%
    Right to health
    健康権
    24%39%33%41%49%64%71%
    Right to social security
    社会保障権
    41%53%46%52%52%64%65%
    Freedom of enterprise
    営業の自由
    33%43%33%33%35%55%57%
    Right to rest
    休息権
    27%40%33%35%33%42%42%
    Right to minimum wage
    最低賃金の権利
    22%25%22%23%23%36%38%
    Right to housing
    居住権
    16%17%14%17%22%35%38%
    Right to work for the government
    政府で働く権利
    40%39%27%30%25%35%37%
    Right to favorable working conditions
    労働環境権
    17%24%17%18%24%34%37%
    Intellectual property
    知的財産権
    24%27%18%19%19%29%32%
    Right to sport
    スポーツする権利
    8%12%7%7%16%24%26%
    Right to strike
    ストライキ権
    21%20%28%25%23%45%24%
    Right to adequate standard of living
    生活水準の権利
    6%11%16%18%22%23%22%
    Prohibition of child labor
    児童労働の禁止
    9%12%8%8%7%13%15%
    Prohibition of confiscation
    没収の禁止
    35%33%21%17%13%15%15%
    Right to food
    食物の権利
    0%4%3%6%11%14%15%
    Right to water
    水の権利
    0%0%0%1%1%4%6%
      Woman, Children and Family
    VI. 女性、子ども、家族
    1946195619661976198619962006
    Right to establish a family
    家族を作る権利
    28%28%38%43%46%62%67%
    Rights for children
    子どものための人権
    24%33%28%33%39%58%63%
    Special protection of mothers
    母親の特別保護
    21%31%23%30%31%41%44%
    Right to get married
    結婚する権利
    18%31%30%28%26%32%35%
    Equality husband and wife within the family
    夫婦の平等
    8%12%7%9%14%24%27%
    Rights for elderly people
    老人の人権
    3%3%3%7%12%22%27%
    Special protection of women
    女性の特別保護
    20%25%19%17%15%21%23%
    Woman empowerment in labor relations
    労働における女性のエンパワーメント
    10%16%10%11%13%18%21%
    Right to maternity leave
    産休の権利
    13%24%16%15%16%18%20%
      Minority rights, Environmental Rights and other 'New Rights' (Third Generation Rights)
    VII. マイノリティの権利、環境権、その他の〈新しい人権〉(第三世代の人権)
    1946195619661976198619962006
    Right to a healthy environment
    健康的環境の権利
    0%0%1%8%20%52%63%
    Right to culture
    文化の権利
    13%21%18%29%36%47%49%
    Protection of minority language
    マイノリティ言語の保護
    3%12%9%10%14%32%38%
    Right to preserve traditional ways
    伝統的方法の保全
    5%12%8%9%13%30%35%
    Right to asylum
    庇護権(アジール権)
    11%21%18%21%21%32%35%
    Special protection of minorities
    マイノリティの特別保護
    10%16%11%12%15%28%32%
    Rights for handicapped people
    障害を持つ人の人権
    0%1%3%5%12%25%32%
    Schooling right for minorities
    マイノリティの学校権
    7%11%8%7%8%14%16%
    Rights for consumers
    消費者の権利
    0%0%0%1%6%12%16%
    Right for minorities to use indigenous lands
    マイノリティが原住地を利用する権利
    6%5%5%5%8%9%10%
    Rights for victims of crimes
    犯罪被害者の権利
    0%0%0%0%1%7%10%
    Representation right for minorities
    マイノリティが代表を出す権
    6%5%3%3%2%4%9%
    Autonomy for minorities
    マイノリティの自治権
    0%1%1%0%1%6%6%

    出典 ※2 Benedikt, G. and Versteeg, M. (2010), The Transnational Origins of Constitutions: Evidence from a New Global Data Set on Constitutional Rights. [ Available at SSRN: http://ssrn.com/abstract=2216582]
    Benedikt, G. and Versteeg, M. (2011), The Transnational Origins of Constitutions: An Empirical Investigation [ Available http://www.law.uchicago.edu/files/file/versteegchicago.pdf ]



    (参考文献)

    Practice and Theory in Comparative LawPractice and Theory in Comparative Law
    Professor Maurice Adams,Jacco Bomhoff

    Cambridge University Press

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    The Oxford Handbook of Comparative Constitutional Law (Oxford Handbooks in Law)The Oxford Handbook of Comparative Constitutional Law (Oxford Handbooks in Law)
    Michel Rosenfeld,Andras Sajo

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     どんな姓の人が多いかは、地域によって異なる。

     ネットには県別ランキングのようなサイトがたくさんある(電話帳データをパソコン処理できるようになったせいだろうか)。

     データ量やカバリッジを誇っているところが多くて、難読名字や自分の姓を探すのには良いけれど、
     もっと一目で分かるようなものはないか探していたら、手集計していた時代のものだが、1枚にまとめた地図を見つけたので紹介する。


    myoji-sanmyaku.jpg
    (クリックで拡大)


    (出所)満田新一郎(1961)「多い苗字、多い名前」『言語生活』」118.
    をもとに彩色した。

     
     この地図によると、佐藤さんの多い地域は、北海道から東北日本海側に連なり、離れて瀬戸内海から九州東部にも広がっている。
     高橋さんが多い地域は、東北太平洋側から北関東にかけて、それから四国にもある。